「未辛抱」とは
「未辛抱」は、十二支にちなんだ相場格言の一つです。「未(ひつじ)の年は辛抱の年」と読むもので、株価がすぐに上がらず、投資家が耐える場面が多いという経験則を表しています。ここでいう辛抱は、下落しても何でも持ち続けることではありません。
干支の相場格言には、統計的な投資ルールとして定められた基準があるわけではありません。未年だから相場が下がる、または上がらないと決めつける根拠にはならず、年の干支だけから売買を判断することはできません。
辛抱と塩漬けを分ける
長期投資で価格が一時的に下落したとき、当初の投資理由が変わっていないかを確認したうえで保有を続けることはあります。しかし、買値に戻るまで売らないと決めたり、事業の見通しが悪化しても損失を認めたくないために保有したりするのは、格言のいう辛抱とは異なります。
保有を続けるか迷ったら、次の点を確認します。
- 購入した理由や会社の事業に変化があったか
- 当初の運用期間や投資目的が変わっていないか
- 近い将来に使う資金を投資に回していないか
- 保有額が資産全体の中で大きくなりすぎていないか
- 損失を受け入れたくない気持ちだけで判断していないか
状況が変われば、損失を確定して投資方針を見直すこともあります。逆に、短期の値動きだけで慌てて売る必要がない場合もあります。格言ではなく、投資理由と家計の状況を基準にしましょう。
相場格言としての意味は未辛抱とは?意味と投資判断での使い方、格言の比較は未辛抱を投資判断でどう見るかも参照してください。
まとめ
「未辛抱」は、未年の相場では耐える場面が多いという十二支由来の格言です。相場を予測する法則ではなく、下落時に無条件で保有し続けることを勧める言葉でもありません。投資理由、運用期間、資金計画を確認し、保有を続けるか見直すかを考えましょう。