イナゴ投資家とは?意味と投資判断での使い方:出来高の仮例、5,000株→3万株:成立した取引量は6倍、そこから分からないこと、独立した買い手人数、属性、購入理由、事実へ置き換える、会社の発表・公表日・価格・注文条件を確認

俗称を、確認できる事実へ置き換える

話題の銘柄の出来高が急増し、掲示板で「イナゴが来た」と言われていた。SNSや掲示板で注目された銘柄へ、短期の売買が集まる様子をイナゴにたとえることがあります。使う人によって、銘柄の話題性、取引量、他人へ追随する行動など、指す対象が異なります。個人の能力や正式な投資家区分を示す言葉ではありません。

「イナゴが集まった」という説明を見たら、何の発表があり、いつ価格や取引量が変わったかへ戻します。出来高は成立した売買量で、誰がどの目的で買ったかまで示しません。すべて個人の新規資金だと考えるのも早計です。

出来高が増える二つの経路の仮例

仮に一日の出来高が5,000株から3万株へ増えたとします。取引量は6倍ですが、6倍の人数が買ったとは分かりません。参加者が増えた場合も、同じ人が短時間に複数回売買した場合もあり得ます。

売買が活発な間にも、売り手と買い手の両方がいます。取引量が増えたことを、そのまま将来の上昇や企業価値の増加へ置き換えないようにします。

価格変動と売りやすさを別に見る

流通する株が少ない銘柄などでは、注文の偏りで大きく価格が動く場合があります。直前まで出来高が多くても、売りたい時に十分な反対注文がある保証はありません。指値の条件、成行の価格の不確実さも確認します。

元資料から、材料が事業や利益を変える内容か、一時的な話題かを調べます。購入するなら現在の金額と下落時の影響、保有期間、見直す条件を記します。

米国SECは話題株やSNSに基づく短期売買のリスクを注意喚起しています。ここでの俗称は売買の正解を示す分類ではなく、人気を根拠へ置き換えるための入口として扱います。

出典