リスクプレミアムと投資心理:200万円・上乗せ年3ポイントの仮例、期待する差は年6万円、同じ200万円が20%下落したら、損失40万円:期待額とは別に考える、購入時に残す記録、収益率の根拠、下落額、使う時期

期待できる金額より、下落の金額が大きいことがある

200万円の投資で、基準資産より年3ポイント高い収益を期待すると、上乗せ期待は年6万円です。一方、20%下落すれば損失は40万円になります。どちらも仮定ですが、6万円の期待を受け取るまでの不確実性を40万円の例が示しています。

上乗せ期待を「投資を続ければもらえる6万円」と受け止めると、下落後にだまされたように感じやすくなります。期待した補償と実現する補償は違います。どの程度の損失なら家計と気持ちの両面で保有を続けられるかを、購入額と一緒に考えます。

安心感が強いと、上乗せを小さく見積もる場合もある

リスクを引き受けたい投資家が増えると、価格が上がり、将来に要求する収益の上乗せが小さくなることがあります。好調な相場で「過去に上がったから、今後も高い見返りを期待できる」と読むと、購入価格の上昇を落とします。

米連邦準備制度理事会の2021年解説は、リスクを取りたい度合いと価格、リスクプレミアムの関係を整理しています。ただし価格変化には将来利益や金利も関わるため、値上がりだけから心理やプレミアムを断定することはできません。

自分の予想を検証できる形で残す

購入時に、期待する収益率、その根拠、想定する下落時の金額を書き分けます。売却や配分変更を考えるときも、利益見通しが変わったのか、必要資金の時期が近づいたのか、不安だけが強くなったのかを区別します。

計算が赤字なら希望的な収益率へ置き換えるのではなく、積立額や使う金額も見直しの対象です。怖さを消すことより、予想と負担を分けて判断できる記録が役立ちます。

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