FOMOの実例:急騰後に買う仮例、1,000円→1,500円の後で100株購入、購入後1,200円なら、1,500円×100株−1,200円×100株=3万円減、他人の利益との違い、買値・元手・保有期間・損失は同じではない

価格だけを追う仮例

仮想のA社株が数日で1,000円から1,500円へ上がり、SNSの話題が増えたとします。「今買わないと間に合わない」と感じ、決算を読まず100株を買うなら、機会を逃す不安が手順を変えている可能性があります。

購入額は15万円です。その後1,200円になれば3万円、20%の減少になります。A社株が上昇前の1,000円より高いままでも、読者の購入価格からは損失です。「話題になる前から持つ人」と同じ値動きを見ていても、損益条件は違います。数字は手数料を除く架空例です。

知人の利益を目標にする例

友人が投資で月5万円の利益を報告し、自分も同額を得ようと焦る場合です。友人の元手が100万円か1,000万円か、損失の月があるか、何年持った資産を売ったのかが分からなければ比較できません。利益が出た話だけが集まっている可能性もあります。

自分の必要な積立額や許容できる値下がりは、友人の利益額からは決まりません。生活費や近い支出を動かして追いつこうとしていないかを確認します。

感情があっても根拠は調べられる

FOMOはFear of Missing Out、取り残されることへの恐れを表す言葉です。心理研究はSNS利用などとの関係を調べていますが、個人が感じたFOMOから次の株価を予測できるわけではありません。

注文前には、会社の開示情報で値上がりの材料を確認し、現在の価格にどんな期待が含まれているかを考えます。下がった時の金額、保有期間、見直す条件も書きます。人気の銘柄を調べた結果、投資する結論になる場合もあります。

一方、理由が「ほかの人が儲けている」から進まなければ、調査中として待つ余地があります。買わなくても、すでに自分が持っていた利益を失うわけではありません。

出典