FOMOを投資判断でどう見るか:FOMO、機会を逃し、取り残されることへの不安、損失回避・アンカリング、失う負担/特定の数字へのこだわり、SNSへの依存、発信者に判断を預け、自分の条件がない状態

「買いたい」の中身を分ける

FOMOでは、ほかの人が利益を得る機会から取り残される不安が問題になります。損失回避は、利益を得ることと失うことを非対称に評価する傾向です。含み損を認めたくなくて売れない場合などに考えられます。

アンカリングは、最初に示された数字などへ判断が引っ張られる傾向です。昔の安値や高値を強く意識する場面があります。これらは分類すれば売買の正解が分かる言葉ではなく、比較のどこが偏るかを調べる概念です。

一つの値動きに重なる仮例

仮に、見送った株が1,000円から1,500円になり、そこで買った後1,200円へ下がったとします。「周囲に置いていかれたくない」で買えばFOMOが疑われます。「以前は1,000円だったのに」へ判断が固定されるならアンカリング、「損を認めたくないから戻るまで売らない」なら損失回避が関わる可能性があります。

同じ人の同じ取引でも複数が重なります。発言だけで心理を確定せず、何を調べずに判断したか、金額や保有期間を変えたかを点検します。

情報への依存とは区別する

SNS銘柄依存は、投稿者の見解に判断を預ける状態を説明する表現です。FOMOはSNSを使わず知人の話からも生じ得ますし、特定の発信者を落ち着いて信用しすぎる場合にも依存はあり得ます。

気になっている対象注文前に戻る問い
逃したくない機会今の価格で買う根拠があるか
失いたくないお金現在の保有額と今後の見通しはどうか
昔の価格今の事業・利益・条件は同じか
信用する発信者一次資料と自分の判断条件があるか

焦りがあっても、調査して計画に合う投資へ進む場合はあります。感情の有無だけで決めず、価格の根拠、許容できる値下がり、使う時期を具体化します。

出典