記事の図解

ピーター・リンチの投資の考え方

ピーター・リンチは、フィデリティのマゼラン・ファンドを運用した投資家です。身近な商品やサービスから企業に関心を持つ考え方で知られます。ただし、「自分が好きな商品を作る会社の株を買えばよい」という意味ではありません。身近な気づきは調査の出発点で、投資判断には企業の業績や財務、株価水準の確認が必要です。

たとえば、よく利用する店の客が増えていると気づいたら、まずその企業を調べる候補にできます。店舗数や既存店売上、利益率、借入金、競合との差を決算資料で確かめます。流行が一時的なものか、企業が利益につなげられるかも確認します。知っているサービスであることは、将来の成長や株価上昇を保証しません。

初心者が確認したいこと

  1. 会社が何を売り、どこで利益を得ているか説明できるか。
  2. 売上だけでなく、利益、現金、借入金の変化を見たか。
  3. 成長の理由が続くと考える根拠と、崩れる条件を挙げられるか。
  4. 期待が株価に織り込まれていないか、評価水準も確認したか。
  5. 一社への集中で、資産全体のリスクが大きくなりすぎないか。

個別株の調査には時間がかかり、調べても予想が外れることはあります。企業分析に自信がない場合、個別株だけに資金を集中させず、分散された商品も含めて比較する方法があります。自分の理解度と損失許容度に合う選択を考えましょう。

参考資料