「頭と尻尾はくれてやれ」の意味
「頭と尻尾はくれてやれ」は、株価の最安値で買い、最高値で売ろうとせず、値動きの一部を取り逃がしても無理のない売買を心がけるという相場格言です。底値や天井を正確に当てるのは難しく、完璧を目指すほど判断が遅れたり、リスクを取りすぎたりすることがあります。
この格言を知る利点は、利益を欲張りすぎる心理や、買い場を待ち続ける心理を点検できることです。ただし、早く売ることや値上がりをあきらめることが常に良いわけではありません。利益確定の基準は投資目的や資産配分によって異なります。長期保有の資産を短期の値動きだけで売ると、計画を崩すこともあります。
使うときに考えること
- 何の目的で買い、どの期間保有する予定か
- 株価が上がっただけで売るのか、投資理由が変わったのか
- 売買後の資産配分が目標から離れないか
- 利益を確定した場合の税や手数料を考慮したか
- 最安値・最高値を逃す不安が判断を急がせていないか
値動きの一部を逃すことは失敗とは限りません。格言を相場の方向予測に使わず、自分が決めたリスクや投資期間を守るための確認材料にしましょう。
利益を一部確定した後も、残りの資産をどう管理するかを決めておくと、売却後に値上がりしても感情的に計画を変えにくくなります。