ポジポジ病を長期投資に生かす視点:当初計画の仮例、資産200万円=運用150万円+現金50万円、現金から30万円を追加投資、運用180万円/200万円=90%、配分の変化、75%から90%へ。現金を残した目的を再確認

長期のつもりでも中身が入れ替わる

保有期間を長期と呼びながら、毎週違う話題へ資金を移していると、各投資先を長く点検する時間を取れません。俗に「ポジポジ病」と呼ぶ、常に参加したい気持ちが、購入理由を上書きしていないか確かめます。

例えば、5年の事業成長を期待した株を、翌週別の銘柄が上がったために売る場合です。元の仮説が崩れたのか、単に比較対象が変わったのかを分けます。新しい候補を調べることと、直ちに資金を動かすことは別です。

売買しない間にも必要な仕事がある

決算資料を読む、商品の運用内容を調べる、家計の支出予定を更新するなど、注文以外にも運用の作業があります。取引しなかった日を何もできなかった日と捉える必要はありません。

仮に資産200万円のうち150万円を運用し、50万円を現金に置く計画だったとします。現金が気になり、話題株へ30万円を追加すれば、運用部分は180万円で90%です。元の75%から比率が変わります。長期で買うつもりでも、現金を残した目的が消えていないかを確認します。

積立や配分調整は別に評価する

定期積立を実行したり、必要資金へ向けて売ったりする取引は、根拠なく常に持ち高を作る行動と同じではありません。売買回数を一律に減らすより、目的と配分に沿っていたかを見ます。

待つ資金の置き方も、家計と運用の期間から考えます。現金なら長期の物価上昇リスクがなくなるわけではなく、全額現金が常に優れるとも言えません。

保有理由が変わった時や支出が近づいた時など、点検のきっかけを決めます。取引履歴だけでなく、確認した資料と継続の理由も残せば、買わない期間を計画として説明できます。

出典