10万円の使い道を並べる
手元の10万円で、投資信託の購入、仕事に必要な講座の受講、半年後の転居費用の確保を考える仮例です。投資信託を買うと、同じ10万円を他の二つへは使えなくなります。候補からどれを次に選ぶかが、諦める価値を考える基準になります。
例えば転居が確定しており、10万円がないと支払いに困る人なら、資金を確保する価値は高くなります。相場の期待収益が高いという理由だけで、投資信託が最良の選択になるわけではありません。
比べる条件をメモにする
候補ごとに、必要額、使う時期、期待する効果、失敗した場合を短く書きます。講座なら10万円の支出に加えて学習時間が必要で、受講しても収入増は確約されません。投資信託も値上がりは不確実です。転居資金の確保は利益を生まなくても、支払いを滞らせない役割があります。
全額を一つへ割り振る案だけでなく、当面は転居資金を確保し、来月以降の余剰収入で投資や受講を考える案も候補になります。現実に実行できる範囲で比べると、二者択一を無理に作らずに済みます。
お金以外も、都合よく数値化しない
投資の調査に毎週4時間使えば、その時間を休息や別の勉強に回せません。ただし、自分の時給を掛けただけで「必ずその額を稼げた」とするのも不正確です。実際に追加の仕事を選べたか、報酬を得る条件を満たせたかによります。
まずは「選んだ案」「次に選ぶ案」「諦めるもの」を言葉で書けば十分です。無理な金額換算より、予想の利益と確定した支出を混ぜないことが、比較を読み返しやすくします。