上げ三法:小反落の後に終値を上回る独自例

中央の三本は全体と逆向き

代表的な上げ三法は、上昇中に大陽線が出た後、その価格範囲に実体が収まる小さな陰線を三本挟み、最後に最初の終値を上回る大陽線が出る形です。下げ三法は反対に、下落中の大陰線、小陽線三本、最初の終値を下回る大陰線という形です。

中央の三本だけを見れば、上げ三法では下落し、下げ三法では上昇しています。小さな足の向きと、全体で検討する継続方向を分ける必要があります。

上げ三法の四本値を比べる

図の上げ三法は、次の独自例で作っています。青は陽線、赤は陰線です。

足始値(円)高値(円)安値(円)終値(円)
1120148118145
2142144136138
3139141132135
4136138128131
5133155130153

中央三本の実体は、最初の高安118〜148円の範囲内です。最後の終値153円は最初の145円を超えています。特定銘柄の値動きではありません。

反転の形とは文脈が違う

上げ三法は、すでにある上昇の継続候補という説明です。下降の末尾で新たに反転を探す形とは、直前の状況が異なります。同じ五本の見た目を切り取っても、前のトレンドをどう判定するかで候補の数は変わります。

また、赤三兵のような三本の陽線とは、陽線の本数や配置が違います。名称に三が含まれることだけで、どのパターンも三本で完成すると考えると、判断時点を取り違えます。

完成後に起きる値動きは別

条件に合う形が出ても、その後に反対へ動く可能性は残ります。直前のトレンド、足の大きさ、出来高などを使って条件を追加するなら、後から都合よく変えずに記録する必要があります。

日足の確定後に知った形を、その日の終値で必ず売買できたという前提へ置き換えることもできません。比較に使った足、確定を知った時点、実際の約定価格を分ければ、形の意味と実行できた取引を混同せずに振り返れます。

出典

参考資料の確認日:2026年10月23日。