利益18%を出した人の例
仮に一年間の運用利益が18%だったとします。同じ期間、同じ通貨で、投資対象に近い市場指数の配当込み収益率が20%なら、利益が出た事実だけで市場より優れた判断をしたとは言えません。18%は手数料控除後か、指数は配当を含むか、入出金を調整しているかをそろえて比較します。
相場が強い時期に利益が続くと、全てを自分の銘柄選びへ帰したくなります。反対に市場が下がった年は、マイナスでも比較対象より減少が小さい場合があります。利益の符号と、選んだリスクに対する成果を分けます。これは成績の比較方法を示す仮想例です。
九勝一敗でも資金が減る例
十回の取引のうち九回で各1,000円の利益、一回で2万円の損失なら、合計は9,000円−2万円=1万1,000円の損失です。勝った割合は90%でも、全体の損益はマイナスになります。勝ちが続いた後に金額を大きくしたなら、最後の一回の重さがそれまでと違った可能性もあります。
勝率だけでなく、一回当たりの平均利益と損失、最大の損失、投入額、取引費用を並べます。小さな成功を実力の証明にして投資額を増やすと、失敗一回の影響が変わることに気づけます。
事前の予想と照合する
購入前に書いた理由、保有額、外れた場合の条件を残し、結果を見た後で別の理由に差し替えないようにします。たまたま良いニュースが出たのか、事前に想定した事業改善が起きたのかも分けて読みます。
一回の結果で実力の有無を決める必要はありません。市場や入金条件の違いを調整し、複数の結果で確信度とのずれを確かめます。自信が増えた日に取引額も増やしたくなったら、まず現在の資産全体に対する割合へ戻して計算します。