終値100の支持線と、その後の値動きの独自例

線を引く基準を決める

下値支持線は、過去の安値などを結び、下値の目安とする線です。水平に引く場合も、切り上がる安値を結んで斜めに引く場合もあります。どの時点のどの価格を使ったかによって、位置が変わります。

日中の安値を結ぶ方法と、終値の低い点を結ぶ方法では、同じチャートでも線が一致しない場合があります。線の名称だけで比較せず、基準を明示する必要があります。

事前に引ける線と後の検証点

独自の仮例として、終値を110円、100円、108円、100円、106円、98円、101円、95円と置きます。2日目と4日目の低い終値100円を基準に、4日目が終わった時点で100円の水平線を引くとします。図の価格は実在銘柄の記録ではありません。

その後の6日目98円は線の下、7日目101円は線の上、8日目95円は再び下です。4日目までの資料で引いた線と、5日目以降の検証に使う点を分けると、都合の良い反発点だけで線を描いたわけではないことを示せます。

下抜けと役割の変化

支持線を割った後、その水準が上値の抵抗として意識される場合があります。ただし、下抜けたら必ず抵抗線へ変わるという法則ではありません。上の例のように、短い間隔で線をまたぐ動きもあり得ます。

一時的な日中価格で割れたのか、終値で下回ったのかによっても判定は変わります。値幅の許容範囲や何日続けば割れとするかを使うなら、それは追加の条件として記録します。

線の価格で売れるとは限らない

線が100円にあるからといって、100円で必ず売れることにはなりません。株価が飛んだり、相手の注文が少なかったりすれば、想定と違う価格や数量で成立する場合があります。

支持線は企業の価値や返済能力を計算した価格でもありません。保有を検討するなら、会社の開示や資金を使う予定、損失の金額など、線では分からない材料も必要です。描いた根拠とその後の観察を分けることで、補助線の役割を過大に受け取らずに使えます。

出典

参考資料の確認日:2026年10月23日。