サンクコスト効果とは?意味と投資での見方:返金不可の1万円は選択で変わらない、残り三時間の使い道は選べる、追加分だけでも払う価値があるか

払った後でも、次の時間は選べる

仮に返金不可の投資セミナーへ1万円払い、参加してみると自分に必要な内容と違ったとします。受講をやめても1万円は戻りませんが、残り三時間を何に使うかは選べます。「お金を払ったから」と役に立たない時間まで使うなら、過去の支出に次の判断が引っ張られています。これがサンクコスト効果を考える身近な場面です。

既に払った額を悔やむ気持ちは自然です。ただ、最後まで参加しても返金がないなら、過去の1万円はどちらを選んでも変わりません。今後聞ける内容が役立つか、他の学習に時間を使う方がよいかを比べます。残りの内容に価値があるなら、続ける理由はそこに置けます。

売れるものには現在の価値が残る

株式では、購入額の全てを「失われた費用」と考えないようにします。10万円で買った株が今7万円で売れるなら、現在7万円相当の資産があります。買った金額は戻せませんが、その7万円を持ち続けるか、別の資産に変えるかは現在の選択です。

「買値へ戻るまで」と待つだけでは、会社の今後の利益を見たことになりません。購入時の理由が残っているか、資金を使う期限が近づいたかを確認します。値下がりしたことだけで売却も継続も決めず、現在の条件で比べます。

追加を勧められたときの一問

有料講座の上位コースや株の買増しを勧められたら、「最初の支出がなくても、今回この額を払うか」と考えます。返金できる部分、今後かかる費用、得られる可能性のある便益を調べてから選びます。

サンクコスト効果に気づいたとしても、感情がなくなるわけではありません。支払済みの欄と追加費用の欄を分けるだけでも、過去を取り戻すための支出が増え続けるのを防ぐ手助けになります。

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