三本の足をどう読むか
明けの明星は、一般に、下落を示す長めの陰線、その後の小さな実体の足、続いて現れる陽線の三本で説明されます。売りが優勢だったところで値動きがいったん落ち着き、最後に買いが戻ったという読み方です。市場や解説によって細かな条件は異なり、窓(前の足との価格の隙間)を重視する場合もあります。
たとえば、ある銘柄が数日下げた後に小幅な値動きとなり、次の日に反発したとします。この形が出たからといって、下落終了が確定したわけではありません。決算悪化や業界全体の下方修正など、売りの理由が残っていれば再び下がることがあります。反対に、指数全体の急落に連れて売られた銘柄では、市場の反発とともに戻る場合もあります。
実例を検討するときの順序
まず、どの時間足のチャートを見ているかを決めます。日足で見つけた形と、週足で見た傾向は同じ意味になりません。次に、三本目の陽線が前の陰線の値下がりをどの程度戻したか、出来高が平常時と比べてどうか、同じ業種や市場指数も反発しているかを確認します。チャートの期間を後から都合よく変えると、似た形をいくらでも見つけてしまうため注意が必要です。
このパターンは、値動きを整理する補助線の一つです。反転を保証せず、取引コストや急なニュースによる値動きも考慮が必要です。売買を検討する場合でも、損失を許容できる範囲や撤退条件を別に決め、ローソク足一つに判断を預けないようにします。