下落後の三本の変化を読む足型
明けの明星は、下落の後に、大きな陰線、小さな実体の足、続く陽線が並ぶ組合せです。下落の勢いが変わった可能性を読むための足型で、企業価値の回復や底値の確定を証明するものではありません。図は直前に下落があったと仮定した、独自の三日間の価格です。
陰線は終値が始値より低い足、陽線は高い足です。陽線だから必ず前日終値より高い、という定義ではありません。実体は始値と終値の幅で、そこから高値や安値へ伸びる部分がヒゲです。図の色と実際の画面の色も、凡例で確かめます。
1,050円の中間点を超える仮想例
一日目は始値1,100円、終値1,000円です。二日目は始値980円、終値975円で、実体は5円、高値985円と安値965円の値幅は20円です。二日目の実体は一日目から下へ離れた位置にあります。
三日目は始値990円、終値1,065円です。一日目の実体の中間点(1,100円+1,000円)÷2=1,050円を、終値が15円上回っています。三日目は二日目の実体より上で始まる設定です。三本の色だけでなく、直前の下落、実体の位置と三本目の終値を順番に確認します。
完成前の陽線と引けた足を区別する
三日目の場中に1,065円を付けても、引けまでに売られて終値が変われば、形の判定も変わります。完成した足を見た分析と、完成すると予想して途中で買う取引は別に記録します。後から確定した終値を、場中でも分かっていた価格として使わないことです。
窓の条件も、教材やツールでどこまで価格の離れを必要とするかを確認します。日足三本と週足三本では期間が違うため、同じ売買日に結び付けられません。形がよく似ているという理由だけで、異なる条件の成績をまとめないようにします。
反発の形と買う数量を分けて考える
図の安値965円は観察できる価格ですが、その付近で必ず下げ止まる保証はありません。仮に完成後1,080円で100株買い、950円へ下がった場合、費用や配当を除く損失は1万3,000円です。直近安値を割ったときの想定例で、950円で売買が成立する保証でもありません。
購入するなら、会社や商品の材料、投入額、見直す条件を確認します。過去の反発成功例だけを並べて、次も同じ結果になると考えないことです。足型の名前より、自分がどの期間の確定した価格を使い、どんな条件で買うかを残します。