複利の力とは?意味と投資での見方:元本10万円→一年後10万5,000円、利益も運用→二年後11万250円、積立の入金と運用益を分ける

利益を使うか、残すかで二年目が変わる

仮に10万円を年5%で運用できると、一年目の利益は5,000円です。この5,000円を引き出せば、二年目も10万円を基に運用します。運用に残せば二年目の土台は10万5,000円となり、同じ5%なら利益は5,250円、残高は11万250円です。差の250円は、一年目の利益5,000円にも5%の収益が生じた分です。数字は仕組みを説明する仮定です。

利益を元本に足して運用するのが複利、元本だけに利息を計算するのが単利です。ただし株式や投資信託では、銀行の確定利息と同じように一定の収益を受け取れるわけではありません。保有資産の価格が下がれば残高は減ります。

分配金が出れば複利になる、とは限らない

分配金を現金で受け取り、そのまま使えば運用から資金が出ていきます。分配金を出さずにファンド内で利益を運用する商品もあります。見かけの分配金額より、保有する口数、基準価額、受け取った現金を合わせて残高を見ます。再投資の設定や費用は商品と金融機関で確認します。

毎月の積立と混同しない

毎月1万円ずつ追加すれば残高は増えますが、その増加全部が複利の効果ではありません。半年の入金が6万円で、残高が6万1,000円なら、費用を考慮した運用損益は1,000円です。入金と損益を分けて記録すると、運用成果を大きく見誤らずに済みます。複利を使うために生活費を減らしすぎず、利益を残せる期間から運用を考えます。

利回りの表示にも種類がある

税引前の想定利回りと、税や費用を差し引いた実際の収益は違います。試算へ入力する3%などの数字が、何を控除した後なのかを確認します。同じ費用を二度引いたり、費用を全く入れずに将来残高を作ったりしないよう、計算の前提を一行で残しておきます。

出典