頻度より注文の根拠を比べる
ポジポジ病は、常に何かを保有したり売買したりしていないと落ち着かず、根拠の薄い注文を繰り返す状態を表す俗称です。医学的な診断名や、年間何回以上といった統一の判定基準ではありません。短い期間に何度も取引すること自体とは分けて考えます。
短期手法でも、対象、参加する条件、数量、見直す条件が先にあり、その条件が成立したため注文する場合があります。反対に月一回の購入でも、焦りを埋めるために予定を破るなら、回数が少ないだけで問題がないとはいえません。
条件が成立した回数と注文回数を並べる
架空の一日を例に、取引前に決めた条件が成立したのは3回、実際には8回注文したとします。差の5回について、別の独立した根拠があったのか、値動きを見て参加したくなっただけなのかを確認します。単に5回すべてを失敗と決めず、注文時のメモで照合します。
予定した3回の粗利益が合計2,400円、予定外の5回の粗損益が合計ゼロで、各回200円の費用がかかる仮定なら、前者の手残りは1,800円、後者はマイナス1,000円です。合計は800円になります。税金を除く説明用の計算で、実際の手法の収益性を示すものではありません。予定外の取引が費用だけを増やす場合を見える形にできます。
ルールを持つだけでは十分とは限らない
注文の後で「この形なら買うことにした」と書けば、どの取引でも条件があったように見せられます。事前の条件と、取引後の説明を混ぜないことが比較の前提です。値動きに合わせて上限を何度も変える場合も、最初のルールは残します。
同時に、ルールを守った取引でも利益は保証されません。条件そのものに合理的な根拠があるか、費用や価格差を含めて損益を見ているかを調べます。一度利益が出ただけで、予定外の注文まで良い手法と結論しないようにします。
何もしない条件も手法の一部にする
比較用の日誌は、日時、条件の成立、数量、費用、最終損益を同じ形式で残します。注文を見送る条件も先に決め、見送った理由を書けば、約定した取引だけに記録が偏るのを防げます。
見直すときは、条件が少なかった日に無理に回数を増やしていないか、損失直後や大きな利益の直後に数量が変わっていないかを確認します。回数の上限を置く方法は行動を区切る手段であり、何回なら儲かるという基準ではありません。投資期間の長短より、資金の余裕と一貫した条件で実行できているかを点検します。