ゴールデンクロスとは?意味と投資での見方

交差する二本の線を先に確認する

ゴールデンクロスは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上へ抜ける形です。上昇の変化を見る参考にされますが、その後の利益を保証するものではありません。株価そのものが一本の移動平均線を超える場面とは区別します。

移動平均は、過去の価格を一定の方法でならした数値です。画面では、短期線と長期線の色、日数や週数、計算方法を確認します。図の緑は短期、赤は長期の仮定値で、元の終値系列から計算した実在銘柄のデータではありません。

過去の安い価格が外れると平均は上がる

単純移動平均は、対象期間の終値を足して日数で割ります。架空の5日間の終値が960円、980円、1,000円、1,020円、1,040円なら、合計5,000円を5で割り5日平均は1,000円です。

次の終値が1,030円なら、最も古い960円を外して1,030円を加えます。合計5,070円、平均は1,014円です。当日の株価は前日1,040円から10円下がっても、平均は14円上がります。平均の上昇を、当日急に買い手が増えたことの証明とは読めません。計算には過去価格の入れ替わりも含まれます。

上下関係と実際の購入価格を分ける

図の三番目では短期990円、長期1,000円、次の観測では短期1,010円、長期1,002円です。短期が長期より10円低い状態から8円高い状態へ変わり、この間に交差しています。二本の平均線の関係を示す例です。

実際の株価がその時1,080円なら、短期平均1,010円で買えるという意味ではありません。平均は注文価格ではなく計算値です。引け後の値で交差を確認して翌日買う場合は、翌日の価格も変わります。購入を考えるときは、その時点の実際の注文価格と数量を別に記録します。

期間を固定し、外れた交差も記録する

5日線と25日線は日ごとの終値を使い、13週線と26週線は週ごとの値を使うため、見ている期間が違います。単純移動平均と、最近の値へより重みを置く指数平滑移動平均も同じ数値にはなりません。設定を確認してから、どの条件を使うかを決めます。

横ばいでは線が何度も交差し、短い売買を繰り返す場合があります。成功例だけでなく失敗例、実際の価格、費用を含めて同じ条件で点検します。会社の割安さや将来の利益は別の資料で確認し、交差したという理由だけで投入額を増やさないようにします。

出典