金利の仕組みとは?実例でわかる投資判断の使い方

お金を貸し借りする対価を割合で表す

金利はお金を貸し借りする対価を割合で表し、利息はその割合から計算する金額です。期間、通貨、借り手の信用力、資金を引き出せる条件などによって違います。中央銀行の政策金利と、預金、住宅ローン、国債の金利が、すべて同じ値になるわけではありません。

日本銀行は金融市場での資金の供給・吸収などを通じて金利を誘導します。各金融機関の商品条件や市場での取引価格へは、それぞれの期間や信用、契約の条件も関わります。以下の利率は説明用の仮定で、現在利用できる商品や政策金利の提示ではありません。

100万円の年率と期間をそろえる

元本100万円を年1%の単利で一年運用すれば、税や費用を除く利息は1万円です。年3%なら3万円になります。半年だけの場合、年を二分の一とする単純な期間按分なら、それぞれ5,000円と1万5,000円です。実際の契約では日割り方法や日数を確認します。

例えば年率3%が三か月だけ適用される仮定なら、100万円の利息は7,500円です。年率1%を一年適用する1万円より少なくなります。表示された年率の大小と、口座へ入る金額の大小は、期間をそろえなければ比較できません。適用終了後の条件も別に確認します。

単利と複利、利率と利回りを分ける

年1%で二年間、元本100万円にだけ利息を付ける単利なら、合計の利息は2万円です。初年の利息1万円も再投資して同じ1%が付く複利なら、二年後は102万100円で、増加額は2万100円です。利息を引き出す場合と、再び運用する場合では計算が違います。

債券でも、額面を基準にした表面利率と、購入価格や償還まで含める利回りは区別します。高い利率だけで、安く買えて元本も確実に戻るとは考えないことです。手数料、税、途中で売る場合の価格の変化も、実際の手残りへ関わります。

固定・変動と通貨を確認して比較する

固定金利は定められた条件で利率を固定し、変動金利は契約上の条件で見直します。借入なら返済額や利息の負担がどう変わるか、預金ならいつから新しい利率が適用されるかを確認します。単に金利が上がったという見出しだけで、すべての契約が直ちに変わるとは扱いません。

外貨の高い利率を比べる場合は、元本が返る通貨と円へ戻す費用・為替も確認します。中途解約で適用利率が変わる商品もあります。比較表には元本、年率、適用期間、単利・複利、税・費用、解約条件を並べ、同じ条件から受取額を計算します。

出典