感情と注文執行
急騰に乗り遅れそうな焦りや、急落から逃れたい恐怖が強いと、成行注文を急いだり、予定より多く買ったりすることがあります。板の薄い銘柄や値動きが急な場面では、注文価格と約定価格が離れる場合があります。指値注文にも、価格が届かず約定しない可能性があります。
「感情的な注文は大口の餌食」という言い回しには、個人投資家の注文を大口が一律に狙っているという誤解を招くおそれがあります。価格の変動は多くの参加者の注文やニュースで生じ、特定の参加者の意図だけで説明できるとは限りません。
注文前に条件を確認する
注文方法、数量、希望価格、取引時間、手数料を確認し、注文を出す理由が自分の投資方針に合うか見直します。値動きが激しいときは、成行と指値のどちらが目的に合うかを考え、必要なら見送ります。感情が強い場合は、一度時間を置いて注文内容を再確認する方法もあります。
注文の仕組みを理解しても損失を避けられるわけではありませんが、焦りから意図しない価格や数量で約定する可能性を減らす助けになります。