記事の図解

成功体験の後に起こる過信

連続して利益が出ると、自分の分析が常に正しい、次の取引も同じようにいく、と考えることがあります。その結果、投資額を急に増やす、損失を想定しない、都合の悪いニュースを無視するなど、以前なら避けていた行動を取る場合があります。相場が変わっただけでなく、偶然や市場全体の上昇が利益に寄与していた可能性もあります。

「市場が傲慢さに授業料を課す」という格言風の表現は、成功後も損失リスクが残ることを思い出させます。損失は必ず傲慢さへの罰として起きるわけではありませんし、慎重な判断でも予想外の価格変動は起きます。結果が悪かったからといって、必ず判断過程まで誤りだったと決めつける必要もありません。

判断の手順を振り返る

利益が出た取引について、当初の根拠、実際に起きたこと、想定外だった点を記録します。次の投資では、反対の見方や損失シナリオを一つ書き、投資額を増やす理由が資産計画と合っているか確かめます。結果だけではなく、事前に決めた手順を守れたかを評価すると、運や相場環境と判断力を区別しやすくなります。

過信を避ける目的は、取引を怖がることではありません。自分の予測に誤差がある前提で、損失が生活や長期計画を損なわない範囲に抑えることです。

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