記事の図解

高揚感は天井の時計ではない

株価が上がり、投資の成功談が目立つと、相場の先行きに楽観的な見方が広がりやすくなります。企業や市場への期待が高いときは、将来の成長が価格にどの程度織り込まれているかを確認する価値があります。ただし、盛り上がりが見られたからといって、相場の天井が近いとは限りません。強気な局面が長く続くことも、期待を上回る業績で株価がさらに上がることもあります。

この格言風の表現を「華やかになったら売る」という合図にすると、相場の転換点を当てようとすることになります。売却時期を完璧に予測することは難しく、早く売りすぎればその後の上昇を逃す場合があります。反対に、高値更新が続くことを理由に保有額を過剰に増やすと、反落時の影響が大きくなります。

熱狂を点検材料にする

投資家心理の変化に気づいたら、保有資産の集中度、企業利益の実績と予想、評価指標、借入を使った取引の有無を点検します。自分の売却条件や資金用途が変わっていないかも見直します。市場の雰囲気は一つの観察材料ですが、価格だけでなく企業の基礎的な状況と合わせて考えます。

相場の熱気を感じても、すぐに売買する必要はありません。事前の資産配分や見直し条件に沿って行動する方が、感情でタイミングを決めるより一貫性を保ちやすくなります。

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