記事の図解

報復トレードが起きる流れ

損失を出した直後に、「すぐ取り返したい」と考えて取引回数や金額を増やすことがあります。これは判断基準を事前の計画から、その場の感情に切り替えてしまう状態です。負けた後に次の取引をすること自体が誤りなのではなく、損失を埋めることだけを目的に、普段なら選ばない商品やサイズを選ぶことが問題です。

取引を続けると、さらに損失が出て焦りが強まる循環に入る可能性があります。一方で、すべての損失後に長期間取引を止めることが必要とは限りません。資金計画や取引手法に沿っているかを確認し、必要なら一度離れて落ち着く時間を取ります。

再開前の確認

損失が生じた取引について、事前の根拠、実際の値動き、注文の出し方、損失額が想定内だったかを記録します。ルールを守っていたのに損失が出た場合と、計画を外れて損失が膨らんだ場合は分けて振り返ります。再開時は通常の取引額に戻すのか、相場環境や手法を再検証するのかを決めます。

「損を取り返す」ことを目標にせず、資産全体への影響を踏まえて次の判断を行います。取引を休むことも、将来の利益を約束するものではなく、判断の質を整えるための選択肢です。

関連記事