まず結論
投資でいうリスクは、単に「損をすること」ではなく、収益が予想から振れることです。価格変動、信用、為替、金利、流動性など複数のリスクがあります。管理の目的はゼロにすることではなく、自分が耐えられる範囲へ収めることです。
5つの基本
| 項目 | 決めること |
|---|---|
| 余裕資金 | 生活費や近く使うお金を投資から外す |
| 分散 | 銘柄、業種、地域、資産、購入時期を偏らせない |
| 損失上限 | 1回・1銘柄・資産全体で許容する損失を決める |
| 流動性 | 売りたい時に売れる商品か確認する |
| レバレッジ | 追証や強制決済を含む最大損失を計算する |
金額に置き換える
例えば運用資金100万円で、1回の許容損失を1万円と決めたとします。購入価格から損切り価格まで10%あるなら、建てられる金額の目安は10万円です。
取引金額 = 許容損失額 ÷ 損切り率
これは説明用の単純例です。窓開けや流動性低下では、予定価格で売れず損失が大きくなる場合があります。
分散にも限界がある
銘柄数を増やしても、すべて同じ業種や同じテーマなら同時に下がりやすいままです。相場急落時には普段と異なる資産まで一緒に売られることもあります。分散は損失をなくす方法ではなく、一つの失敗で資産全体が崩れる確率を下げる方法です。
まとめ
リスク管理は、予想が外れた後の行動を先に決めることです。余裕資金、分散、損失上限、流動性、レバレッジを金額で確認します。利益率より先に「いくらまでなら失っても続けられるか」を決めると、売買判断がぶれにくくなります。