記事の図解

結果と判断過程を分ける

損切りした直後に株価が反発すると、「売らなければよかった」と感じることがあります。しかし、売却時点では将来の値動きは分かりません。損切り後に上がったという結果だけで当時の判断が誤りだったと断定するのは、後から分かった情報を使って過去を評価する見方です。

一方、事前に決めた価格へ達したから自動的に正しい損切りだとも限りません。損失幅の設定が投資期間や商品の値動きに合っていたか、投資理由が崩れたのか、注文方法が適切だったかを振り返る必要があります。何度も売却後すぐに反発するなら、条件が短期の値動きに過剰反応していないか検証できます。

記録で手順を改善する

売却前に何を知っていたか、どの条件に従ったか、その後どのように値動きしたかを記録します。複数の取引をまとめて見れば、ルールが想定したリスクを抑えているか、費用を含めた結果はどうかを検討できます。一回の結果からルールを頻繁に変更すると、一貫した検証が難しくなります。

損切りは損失をなくす方法ではなく、保有継続のリスクと比較して資金を移す選択肢です。結果が違ったときも、判断時点の情報とルールの質を分けて振り返ります。

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