記事の図解

買いたい気持ちは売りサインか

株価上昇や周囲の成功談を見て、自分も買いたいと感じることがあります。多くの投資家が同じ期待を持っている場合、好材料が価格に織り込まれている可能性を考える材料にはなります。ただし、買いたい気持ちが生じたから相場の天井が近いとは限りません。企業の業績改善や新しい情報が、さらに価格を押し上げる場合もあります。

自分の心理は市場全体の感情を代表しません。個人の買いたい気持ちを売りサインとみなすと、上昇相場で早く売りすぎたり、買ったことを後悔して売買を繰り返したりすることがあります。

欲しい理由を確認する

購入したい理由が企業の収益力や商品特性に基づくのか、値上がりへの期待や乗り遅れ不安なのかを書き出します。価格水準、投資期間、損失時の対応、資産全体の集中度も確認します。すでに保有している場合は、買いたい感情ではなく、保有理由や目標配分を基に売却を考えます。

「買いたい時が売り時かもしれない」という格言風の表現は、群集心理を点検するきっかけです。感情だけで買い・売りを決める根拠にはなりません。

関連記事