不利なシナリオを考える
投資を決める前に、価格が大きく下がる、利益が予想に届かない、必要な時期に売却しにくいといった状況を想定すると、投資額や資金用途を見直す助けになります。最悪のケースを考えるのは、必ずその結果が起きると予測するためではなく、予想外の変化に備えるためです。
ただし、紙に書いたシナリオが本当の最悪ケースとは限りません。想定を超える市場変動、取引停止、企業の重大な問題なども起こり得ます。過去の値動きだけを基に上限を決めると、過去にない種類のリスクを見落とす場合があります。
複数の結果に備える
好調、横ばい、不調など複数のシナリオを考え、それぞれが家計や資産配分にどう影響するかを確認します。特定の企業や業種へ集中していないか、近く使う資金を投資していないか、必要なら取引を縮小できるかも検討します。事前に決めた損失条件を超えても、急変時に想定価格で売れる保証はありません。
最悪の状況を考えることはリスク管理の一部ですが、損失をゼロにはできません。不確実性を認め、負える範囲に投資額を調整します。