複利とは

複利とは、投資で得た利益をそのまま再投資し、元本と利益の合計に対して次の利益が乗る仕組みです。

単利は、元本だけに利益がつく考え方。複利は、元本に加えて過去の利益にも利益がつく考え方です。

将来の金額 = 元本 × (1 + 利回り)^年数

この式だけ見ると難しく感じますが、言いたいことはシンプルです。利回りが同じなら、年数が長いほど差が広がります。

短期より長期で効きやすい

複利は、最初の数年より後半に効きやすい性質があります。

たとえば100万円を年5%で運用できたと仮定すると、税金や手数料を考えない単純計算では次のようになります。

年数将来の金額
5年約128万円
10年約163万円
20年約265万円

5年でも増えますが、20年になると差が大きくなります。複利は「早く始めること」と「途中でやめないこと」の影響が大きいのです。

よくある誤解

複利は、必ず資産が増える保証ではありません。

投資対象が下がれば損失は出ます。利回りも毎年一定ではありません。年5%という数字は説明用の仮定であり、実際の運用ではプラスの年もマイナスの年もあります。

だからこそ、複利を活かすには、1つの銘柄に集中しすぎず、長く持てる分散投資を考える必要があります。

初心者が使いやすい形

複利を味方にする方法は派手ではありません。

  • 利益や分配金を使い切らず、再投資する
  • 毎月積立で買うタイミングを分ける
  • 生活資金まで投資に回さない
  • 下落時に慌てて全部売らない

一番難しいのは、計算ではなく継続です。証券口座を開いた直後より、相場が下がったときのほうが本当の練習になります。

まとめ

長期投資が有利になりやすいのは、複利が働く時間を長く取れるからです。

ただ、複利は「放置すれば必ず増える」という話ではありません。分散、積立、余裕資金、再投資を組み合わせて、長く続けられる形を作ることが大切です。

出典・参考資料

本記事は、公開情報に基づいた教育的・情報提供のみを目的としており、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨または勧誘するものではありません。掲載内容の正確性については万全を期しておりますが、その内容や将来の投資成果を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただけますようお願い申し上げます。