まず結論

松井証券の国内株式手数料は、最初に自分の使い方を分けて見ると分かりやすいです。

使い方見るべき手数料
通常の現物取引ボックスレート
制度・無期限・短期信用取引ボックスレート
25歳以下の取引ボックスレート手数料無料
NISA口座での取引NISA口座の手数料体系
当日中に決済する信用取引一日信用取引

26歳以上で通常の課税口座を使う場合、1日の約定代金合計50万円までなら手数料は0円です。

50万円を超えると、100万円まで税込1,100円、200万円まで税込2,200円という形で段階的に上がります。

松井証券は、少額の国内株取引や、25歳以下の投資家にはかなり分かりやすい料金設計です。

ただし、信用取引では売買手数料だけでなく、金利・貸株料・逆日歩・信用管理費などの諸費用も見ます。

「手数料0円」と「信用取引の総コスト0円」は同じではありません。

現物取引と信用取引の違い

国内株式には、大きく現物取引と信用取引があります。

取引種類内容初心者向けの見方
現物取引自分の現金で株式を買う取引損失は原則として投資額の範囲に収まりやすい
信用取引担保を差し入れ、資金や株式を借りて売買する取引レバレッジがかかり、金利・貸株料なども発生する

現物取引は、自分の資金で株を買う基本的な取引です。

信用取引は、委託保証金を担保にして資金や株式を借りて売買します。買建なら金利、売建なら貸株料や逆日歩が関係します。

松井証券では、制度信用取引・無期限信用取引・短期信用取引は、現物取引と合わせてボックスレートの対象になります。

これに対して、一日信用取引は別枠です。

ここを分けておくと、手数料表を読みやすくなります。

ボックスレートとは

松井証券の基本手数料は「ボックスレート」です。

これは、1回ごとの注文ではなく、1日の約定代金合計で手数料が決まる仕組みです。

対象になる主な取引は、現物取引、制度信用取引、無期限信用取引、短期信用取引です。

松井証券公式サイトでは、現物取引・信用取引の1日の約定代金合計で手数料が決まると案内されています。

対象ボックスレートの考え方
現物取引1日の約定代金合計に含める
制度信用取引1日の約定代金合計に含める
無期限信用取引1日の約定代金合計に含める
短期信用取引1日の約定代金合計に含める

取引所とPTSの取引を合わせた1日の約定代金合計で計算されます。

ただし、一日信用取引、NISA口座、単元未満株の売却、立会外分売での買付、電話取引などは、別の手数料体系です。

ボックスレート手数料一覧

26歳以上が通常の課税口座などで取引する場合、松井証券のボックスレート手数料は次の通りです。

1日の約定代金合計26歳以上の手数料(税込)25歳以下の手数料(税込)
50万円まで0円0円
100万円まで1,100円0円
200万円まで2,200円0円
以降100万円増加ごと1,100円ずつ増加0円
1億円超110,000円(上限)0円

25歳以下は、26歳になる月の最終営業日取引分まで、ボックスレート手数料が無料です。

ここは松井証券のかなり分かりやすい強みです。

学生や若年層が国内株の取引に慣れるには、手数料面の負担が小さい設計になっています。

26歳以上が1日に大きく売買する場合は、SBI証券や楽天証券の無料コースと比較した方がよい場面があります。

松井証券は「少額・若年層・サポート重視」に強い証券会社、と見ると実態に近いです。

NISA口座の手数料

松井証券では、NISA口座・ジュニアNISAでの取引は、通常のボックスレートとは別の手数料体系になります。

松井証券の手数料ページでは、NISA口座での取引は別体系であること、インターネット経由かつNISA・ジュニアNISA口座の場合に単元未満株の手数料が無料になることが案内されています。

新NISAで国内株を買う人は、課税口座のボックスレートだけで判断しない方がいいです。

自分が使う口座が、特定口座なのか、一般口座なのか、NISA口座なのか。

ここを先に確認しましょう。

一日信用取引とは

松井証券の一日信用取引は、デイトレード専用の信用取引です。

新規建を行った当日の大引けまでに反対売買する、または当日15:45までに現引・現渡を行う取引として設計されています。

公式案内では、デイトレードした場合の手数料が0円、金利・貸株料が0%と説明されています。

取引種別手数料金利・貸株料
一日信用取引(デイトレード時)0円0%

ここは強いです。

短期売買をする人にとっては、通常のボックスレートとは別に大きなコストメリットがあります。

ただし、当日中に決済しなかった場合は注意が必要です。

松井証券の公式案内では、期限までに反対売買または現引・現渡が行われなかった場合、任意決済となり、1注文あたり税込3,575円の手数料がかかるとされています。

また、プレミアム空売りを使う場合は、貸株料とは別にプレミアム空売り料が発生します。

「一日信用は安い」だけで止めず、当日決済ルールと追加費用も見ておきましょう。

図解:松井証券の手数料で最初に見ること

通常取引 ボックスレートを見る 25歳以下 ボックスレート無料 一日信用 当日決済ルールを確認 信用取引は諸費用も見る 金利・貸株料・逆日歩・任意決済手数料を確認

初心者が間違えやすいポイント

1注文ごとの手数料ではない

松井証券の通常の国内株式手数料は、1注文ごとではなく1日の約定代金合計で決まります。

同じ日に複数回売買すると、現物取引と信用取引の合計額で手数料ランクが上がることがあります。

少額取引なら分かりやすいですが、1日に何度も売買する人は合計金額を見ておきましょう。

25歳以下無料はボックスレートの話

25歳以下は、ボックスレート手数料が無料です。

ただし、すべてのサービスのすべての費用が無料になる、という意味ではありません。

一日信用取引、単元未満株、電話取引、各種諸費用などは、それぞれのルールを確認する必要があります。

一日信用は当日決済が前提

一日信用取引は、デイトレード時のコストが非常に低い仕組みです。

その代わり、当日中に決済する前提です。

決済を忘れると任意決済になり、手数料が発生します。

初心者が最初から一日信用を使うより、まず現物取引と通常の手数料体系に慣れてから検討した方が安全です。

まとめ

松井証券の国内株式手数料は、ボックスレートを中心に理解すると整理しやすくなります。

26歳以上は1日の約定代金合計50万円まで0円。25歳以下は、約定代金にかかわらずボックスレート手数料が無料です。

NISA口座や一日信用取引は別体系なので、課税口座のボックスレートだけで判断しないこと。

また、信用取引では売買手数料のほかに、金利・貸株料・逆日歩・信用管理費などの諸費用があります。

松井証券は、少額取引、若年層、サポート重視の初心者に向いたネット証券です。

ただし、大きな金額を頻繁に売買する人は、SBI証券や楽天証券の無料コースとも比較しながら、自分の取引スタイルに合うかを確認しておきましょう。

出典

本記事は、公開情報に基づいた教育的・情報提供のみを目的としており、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨または勧誘するものではありません。掲載内容の正確性については万全を期しておりますが、その内容や将来の投資成果を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただけますようお願い申し上げます。