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第5章:企業財務・資金調達戦略 / 第22回
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固定金利の最大の利点
設備投資や通信インフラのように回収期間が長い事業では、資金調達コストが毎年大きく変わると事業採算を管理しにくくなります。固定利付社債なら、満期までの利払いを見通しやすくできます。
金利上昇時に有利
発行後に市場金利が上がっても、既発の固定利付社債のクーポンは通常変わりません。次の借換えまで、満期までの利払いへの影響を抑えられる点がメリットです。
逆に金利低下では不利になることも
発行後に市場金利が大きく低下しても、企業は契約どおりの固定利率を支払い続けます。固定化は金利上昇リスクを抑える代わりに、金利低下の恩恵を受けにくくする面もあります。
年限と資金使途を合わせる
固定期間が長すぎればコストが高くなり、短すぎれば借換え回数が増えます。事業の回収期間と社債年限を合わせるのが軸です。
まとめ
固定利付債は金利上昇時の利払いを抑えやすい一方、低下局面では高い利率を払い続けます。期間と資金の回収時期を合わせるのが基本です。