政府保証債の発行体と保証の関係

政府保証債の意味

政府保証債は、政府関係機関や独立行政法人などが発行する債券・借入金について、政府が元本や利息の支払いを保証するものです。発行して資金を借りる主体と、保証をする主体が異なります。

国債は国が発行する債券です。政府保証債は別の発行体が発行するため、証券の発行条件や資金使途、満期、利率はそれぞれの銘柄で確認します。政府が保証するという点だけで「国債と同じ商品」と考えると、発行体の違いを見落とします。

保証はどんな意味を持つか

発行体が予定どおり支払えない場合に、保証契約に基づいて政府が元利払いを行うことが想定されています。財務省の財政投融資資料でも、政府保証を政府関係機関などの債券・借入金に対する元利払いの保証として説明しています。

ただし、保証があるからといって債券価格が変動しないわけではありません。市場金利が上がれば既発債の価格が下がることがあります。途中売却では、買い手が少ない場合の流動性や売買価格も影響します。

投資前に見る項目

確認項目見る理由
発行体と保証主体誰が資金を借り、誰が保証するかを分ける
保証の対象と範囲元本・利息、保証条件や発動手続きを確認する
利率・満期・購入価格受取額と期間、利回りを比べる
売却条件と流動性満期前に売る場合の価格変動を把握する

個人向けに販売される債券では、目論見書などに保証条件が記載されます。説明資料の「政府保証」の文字だけで決めず、どの債務をどの条件で保証するのかを確かめてください。

まとめ

政府保証債は、政府以外の発行体が発行し、政府が元利払いを保証する債券です。国債との違いは発行体にあります。保証の範囲、利回り、価格変動、換金しやすさまで見て判断しましょう。

出典