満期に元本と利息はどこへ行くか

自動継続とは

学習優先度:★★(3段階の目安)

自動継続は、定期預金などが満期を迎えた際、預入時に選んだ条件に沿って新しい預入期間へ移る仕組みです。満期のたびに新たな預入手続きをしなくても運用を続けやすい点が特徴です。

すべての定期預金に付く機能ではありません。自動継続を扱わず、満期に指定口座へ入金する商品などもあるため、商品説明書の満期時の取り扱いを読む必要があります。

元金継続と元利継続

元金継続は、元本を次の期間に預け、利息は別の口座などで受け取る方法です。元利継続は、受け取った利息を元本に加えて、次の期間へ預ける方法です。利息に税金がかかる場合は、通常、税引後の利息を加えます。

銀行によって元金成長型、利息受取型など呼び方が違うことがあります。名称だけを覚えるより、満期に元本と利息がそれぞれどこへ行くかを読むと理解しやすくなります。

満期後に使うつもりだった場合の例

説明用に、定期預金の満期後に引っ越し費用として使う予定だった人を考えます。自動継続の設定を忘れていると、必要な資金がもう一度定期預金に入ることがあります。

継続後に取り出すには、新しい契約の解約条件が関わります。自動継続の変更や停止をいつまでに受け付けるかも銀行や商品によるため、満期日だけでなく手続きの期限も予定に入れる必要があります。

同じ期間でも金利は別の契約

継続後にどの利率を使うかは商品条件によります。継続時の金利を適用する契約なら、最初の預入時より高くなることも低くなることもあります。

初回限定の優遇がある商品では、継続後に同じ優遇を受けられるとは限りません。「自動で続く」を「有利な条件までずっと続く」と読み替えないことが大切です。

手間が減る利点と管理の必要性

使う予定が遠い資金なら、預け直しの手間を減らせるのは利点です。ただ、家計の予定や金利が変わっても、設定は自動で自分に合う形へ変わりません。

満期の前に、次の期間も使わない資金か、利息を受け取るか再び預けるか、継続後の利率はどう決まるかを照らし合わせると管理しやすくなります。自動継続は事務の仕組みで、将来の高金利や換金の自由さを保証するものではありません。商品資料の参照日は2026年10月22日です。

出典