何を示すツールか
FOMCの会合後に政策金利がどのレンジになるか、市場価格がどの程度織り込んでいるかを一覧する道具です。CME Groupは30日物FF金利先物をもとに算出すると説明しています。確率は会合後の結果についての市場推計で、FRBが発表した確率ではありません。
表示の見方
例えば「据え置き」の欄が高くても、「据え置きが確定」という意味ではありません。先物価格、会合までの日数、その月の実効FF金利などを踏まえた推計です。市場参加者の見方が変われば数値は動きますし、流動性や計算前提の影響も受けます。
画面を読む際は、対象会合の日付、各金利レンジの確率、前日や前週からの変化を見ます。発表時点の数値を記録するなら、確認日時も残すと後から比較できます。SNSの切り抜き画像だけでは、対象会合が違う数字を並べてしまうことがあります。
ドットチャートとの違い
FedWatchは先物市場から読み取る市場参加者の織り込み、ドットチャートはFOMC参加者が適切と考える金利水準の見通しです。出どころも意味も異なります。両者が食い違う場面は、見通しの不確実さや市場の警戒を考える材料になります。
注意点
確率を投資判断の確定材料にせず、雇用・物価統計、FOMC声明、議長会見と合わせて読みます。数値が高い選択肢でも、予想外の経済データや会合の判断で外れることがあります。