まず結論
8月は全社、KeePer LABO、製品等関連事業のいずれも増収だった。LABOでは来店台数が地域によって振れた一方、平均単価が上昇した。月次速報は監査前の数値であり、売上の伸びが利益へどの程度つながるかは次の決算で確認する。
何が起きたか
KeePer技研は9月3日、8月の月次速報を公表した。全社売上は前年同月比16.7%増の2,212,562千円。KeePer LABOは8月に直営店2店、FC店1店を開き、全店舗数は187店となった。
FC店を含むLABO全店の店舗売上は前年同月比17.8%増の1,426,518千円。LABO運営事業の売上は同12.9%増の1,264,927千円だった。
発表内容のポイント
| 事業・指標 | 8月実績 | 前年同月比 |
|---|---|---|
| 全社売上 | 2,212,562千円 | +16.7% |
| LABO全店の店舗売上 | 1,426,518千円 | +17.8% |
| LABO運営事業 | 1,264,927千円 | +12.9% |
| 製品等関連事業 | 947,634千円 | +22.4% |
| アフターマーケット | 523,503千円 | +7.2% |
| 新車マーケット | 341,092千円 | +30.4% |
| その他コーティング | 53,084千円 | +133.0% |
LABO運営事業では、直営店の売上が1,220,336千円で11.2%増、既存137店舗の売上が1,167,265千円で6.4%増となった。会社開示では、降雨量の影響で洗車来店が減った一方、コーティング需要と平均単価が堅調だったとしている。
短期業績への見方
LABOでは来店台数が約9%減った地域があり、平均単価は約13〜17%上昇した。来店台数の減少を単価上昇が補う構図で、単価上昇が一時的な商品構成によるものか、サービスの定着によるものかが利益面の確認点になる。
製品等関連事業は、新車ディーラー向けが30.4%増、車以外のマーケットが133.0%増と伸びた。海外は台湾向けの製品一括納入が売上を押し上げたと説明されており、単月の特殊要因が含まれる。
株価材料として見るポイント
全社売上の増加率は高いが、店舗数の増加、商品構成、天候、台湾向け一括納入が混ざっている。LABO既存店の売上6.4%増と、来店台数・平均単価の次回推移を分けて見ると、成長の持続性を判断しやすい。
6月導入の週休3日制について、会社は残業時間の削減効果と技術者数の増加を説明している。人件費と人時生産性が今後の利益率にどう表れるかも、月次だけではなく決算で確認する材料になる。
リスクと確認点
- 今回の数値は監査を受けていない速報値で、後日修正される可能性がある
- 天候や地域差で来店台数と平均単価が変動する
- 台湾向け一括納入の反動が翌月以降に出る可能性がある
- 全社売上の増加がそのまま営業利益の増加を意味するわけではない
まとめ
KeePer技研(6036)の8月全社売上は前年同月比16.7%増、LABO全店の店舗売上は17.8%増、製品等関連事業は22.4%増だった。来店台数、平均単価、既存店売上、単月の納入要因を切り分け、次回月次と決算で収益性を確認する。
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出典
- KeePer技研「キーパーラボ運営事業とキーパー製品等関連事業の月次速報(8月度)」(2026年9月3日公表)