セルシス 3663 2026年9月月次事業進捗

まず結論

主力のCLIP STUDIO PAINTでは、サブスクリプションのARRと3か月移動平均の売上が過去最高を更新しました。ARRは月次の実売上高ではなく、年額換算した継続収入の指標です。前年同月からの増加額も過去最高となった一方、チャーンレートは前年の販売キャンペーンに由来する契約終了で上昇しました。

月次実績のポイント

  • 2026年9月のサブスクリプションARR(3か月移動平均)は6,731百万円。会社は過去最高と説明しています。
  • 前年同月からのARR増加額は1,620百万円で、こちらも過去最高でした。
  • 有料契約のチャーンレートは5.2%。前年9月のキャンペーンで販売した12か月版ライセンスの契約終了が一時的な上昇要因だと会社は説明しています。
  • 全社の3か月移動平均売上では、サブスクリプションが560百万円、ツール販売が176百万円でした。ツール販売について会社は、毎年9月に行っていた販促を10月に移した影響を挙げています。

会社は、10月に実施したツール販売キャンペーンは堅調に終了し、10月のツール販売は増加する見込みと説明しています。これは会社の見通しで、実績は次回の月次・決算で確認します。

株価材料として見る点

ARRの過去最高更新は継続課金の拡大を示す材料ですが、ARRは将来の1年間の売上を想定した年率換算値で、当月売上や利益そのものではありません。契約数の伸びと解約率が同時にどう動くか、またサブスク売上が全社の売上・利益にどれだけ寄与するかを決算で確かめます。

リスクと確認点

会社はチャーンレートについて、前年の新規ユーザー獲得キャンペーンで拡販した年間ライセンスの契約終了が一時的に影響し、10月以降は平常時の水準に戻る見込みと説明しています。これは会社見通しであり、実績での確認が必要です。ツール販売も販促時期の変更で月ごとの比較がぶれやすくなっています。

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出典