まず結論
会社が開示を始めたフロー粗利額の指標では、工事完了分の累計が通期予想の約7割に達しました。一方、同じ第3四半期の受注残フロー粗利額は前四半期末を下回っています。受注、新たな工事完了、売上未計上の受注残を分けて読みます。
速報指標のポイント
| 指標 | 2026年7~9月 | 2026年1~9月累計・期末値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 受注したフロー粗利額 | 9億85百万円 | 36億37百万円 | 期間中に新たに受注した案件 |
| 工事完了フロー粗利額 | 8億68百万円 | 25億73百万円 | 通期予想37億円に対し69.6% |
| 受注残フロー粗利額 | — | 22億32百万円(9月末) | 売上計上前の受注案件に係る粗利額 |
当四半期のフロー粗利額に占めるBRO-ROOMとBRO-WALLの割合は約82%でした。受注残フロー粗利額は6月末の24億26百万円から9月末に22億32百万円へ減少しています。
数字の読み方
「受注したフロー粗利額」は新規受注案件、「工事完了フロー粗利額」は当四半期に完了した工事、「受注残フロー粗利額」は受注済みで今後売上計上される案件の粗利額です。会社によると、受注から工事完了までの平均リードタイムは90日です。これらは同じ案件を異なる段階で示す指標であり、相互に足し合わせる売上や会計利益ではありません。
株価材料として見るポイント
工事完了分の進捗は通期予想への到達度を測る参考になりますが、会社はこの指標を決算上の売上・利益とは異なる基準で集計しています。次の四半期は、工事完了粗利額が計画に沿って積み上がるかと、受注残が次の工事完了へつながるかが焦点です。
リスクと確認点
今回から開示を始めたため、前年同期との比較値はありません。数値は速報値で会計監査を受けておらず、修正される可能性があります。受注残に含まれる粗利額は将来の売上や利益を保証するものではありません。
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出典
- ブロードエンタープライズ IR情報:「2026年12月期 第3四半期 業績速報に関するお知らせ」(2026年10月26日)