まず結論

エブリー(607A)は、レシピ動画メディア、リテールメディア、食品メーカー向け広告ソリューションをテーマに持つ東証グロースIPOです。

2026年6月30日時点で確認できる主な情報は、上場承認日、上場予定日、証券コード、市場、主幹事証券、公募・売出し株式数、直近業績です。仮条件、公開価格、想定発行価格ベースの時価総額や吸収金額はまだ確認できません。

このニュースページでは、上場承認の要点だけを整理します。事業内容、IPO条件、上場後に見たいポイントは、下記の詳細ページへ分けて掲載します。

詳細ページ

IPO基本情報

項目内容
会社名株式会社エブリー
英文名every, Inc.
証券コード607A
上場市場東証グロース
上場承認日2026年6月30日
上場予定日2026年8月4日
代表者代表取締役社長 吉田 大成
主幹事証券SMBC日興証券
取扱証券会社SMBC日興証券、SBI証券、マネックス証券、松井証券、丸三証券
公募株式数1,105,300株
売出株式数4,815,100株
オーバーアロットメント888,000株(上限)
仮条件決定日2026年7月16日
需要申告期間2026年7月17日から2026年7月24日まで
価格決定日2026年7月27日
申込期間2026年7月28日から2026年7月31日まで
受渡期日2026年8月4日

売出株の放出元には、KDDI、WiL Fund II, L.P.、DCM Ventures China Fund、グロービス系ファンド、味の素などが含まれます。価格条件が出るまでは、吸収金額と時価総額は未確認として扱います。

何をしている会社か

エブリーは、レシピ動画メディア「デリッシュキッチン」を中心に、動画メディアの運営と広告ソリューションを展開する会社です。

「デリッシュキッチン」は、管理栄養士監修のレシピ動画を軸にアプリ、Web、SNSでユーザー接点を持ちます。広告主向けには、タイアップ広告、ディスプレイ広告、店頭デジタルサイネージを使うストアビジョン広告、ユーザーマッチング広告、運用型広告などを提供します。

小売企業向けには、店頭サイネージや小売アプリ支援を含む「retail HUB」を展開しています。オンラインのメディア接点と、店頭での購買データや販促接点を組み合わせる点が、IPO時点での事業上の見どころです。

業績の確認ポイント

直近の2025年6月期は、売上高4,250百万円、経常損失30百万円、当期純損失32百万円でした。2026年6月期第3四半期累計期間は、売上高3,830百万円、営業利益323百万円、経常利益323百万円、四半期純利益320百万円となり、黒字転換しています。

期間売上高営業損益経常損益純損益
2026年6月期第3四半期累計3,830百万円323百万円323百万円320百万円
2025年6月期4,250百万円未確認-30百万円-32百万円
2024年6月期3,359百万円未確認-644百万円-771百万円

607AのIPOで見たいポイント

607Aを見るうえで、最初に確認したいのは、黒字転換の持続性と売出し中心の需給です。詳細なIPO評価は、条件が出そろい次第 2026年IPO一覧607A銘柄分析 で更新します。

確認項目見る理由
仮条件・公開価格現時点では価格ベースの時価総額と吸収金額が未確認のため
売出比率売出株式数が公募株式数を大きく上回るため
広告市場の感応度広告主の予算動向で業績が振れやすいため
リテールメディア店頭サイネージや購買データ活用の成長余地を見るため
黒字転換の持続性2026年6月期第3四半期累計で黒字化しているため

現時点の初値評価

2026年6月30日時点では、初値予想はまだ出しにくい段階です。事業テーマと直近黒字化は見えていますが、仮条件、公開価格、吸収金額、売出し後の需給を確認してから判断したい局面です。

現段階の整理は次の通りです。

観点現時点の見方
テーマ性レシピ動画、リテールメディア、広告DXで分かりやすい
市場東証グロース
業績2026年6月期第3四半期累計で黒字転換
需給売出株式数が多く、価格条件の確認が必要
バリュエーション公開価格未確認
初値予想仮条件・公開価格確認後に更新

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まとめ

エブリー(607A)は、デリッシュキッチンを軸に動画メディア、広告ソリューション、リテールメディア領域を展開する東証グロースIPOです。

上場予定日は2026年8月4日。主幹事はSMBC日興証券です。公募株式数は1,105,300株、売出株式数は4,815,100株、オーバーアロットメントは888,000株が上限で、売出しの比重が大きい案件です。

2026年6月期第3四半期累計では黒字化していますが、広告事業は景気や広告主予算の影響を受けやすく、IPO評価では公開価格ベースの時価総額、吸収金額、売出し後の需給をあわせて確認したい銘柄です。

出典