何が変わるのか
今回の開示は、株式分割と同時に株主優待の基準を見直すものだ。株式分割は2025年3月31日を基準日とし、2025年4月1日に効力が発生する。
優待基準は分割後の株数に合わせ、200株以上1,000株未満の区分を新設する。100株以上の区分は割引券10枚(3,000円分)と商品引換券1枚、200株以上の区分は割引券15枚(4,500円分)と商品引換券1枚となる。1,000株以上、3,000株以上、5,000株以上の区分も維持される。
一方、各区分の優待には1年以上の継続保有条件が加わる。対象店舗には、2025年1月31日付で子会社となったワイ・インターナショナルが運営するスポーツ自転車専門店「Y's Road(ワイズロード)」が追加される。
対象株主と条件
対象は、3月末日および9月末日の株主名簿に100株以上を保有する株主として記載または記録された株主。1年以上の継続保有は、毎年3月末日と9月末日の株主名簿に同一株主番号で3回以上連続して掲載または記録されていることを指す。
制度変更は一度に切り替えず、次の段階で移行する。
| 権利確定日 | 優待券の贈呈条件 |
|---|---|
| 2025年3月末 | 2025年3月末の株主名簿に100株以上を保有する株主として記載または記録 |
| 2025年9月末 | 2025年3月末と2025年9月末に連続して100株以上を保有する株主として記載または記録 |
| 2026年3月末 | 2025年3月末、2025年9月末、2026年3月末に連続して100株以上を保有する株主として記載または記録 |
| 2026年9月末以降 | 権利確定時を含む直近3回連続して100株以上を保有する株主として記載または記録 |
優待内容
お買物割引券は1枚300円で、1回の買上げ金額1,000円(税込み)ごとに1枚利用できる。利用対象はイエローハット、イエローハット車検センター、2りんかん、バイク館、ワイズロード。車検センターでは車検にかかる費用のうち法定費用を除く部分が対象となる。
| 保有株式数 | お買物割引券 | 商品引換券 |
|---|---|---|
| 100株以上200株未満 | 10枚(3,000円分) | 1枚 |
| 200株以上1,000株未満 | 15枚(4,500円分) | 1枚 |
| 1,000株以上3,000株未満 | 25枚(7,500円分) | 1枚 |
| 3,000株以上5,000株未満 | 40枚(12,000円分) | 1枚 |
| 5,000株以上 | 50枚(15,000円分) | 1枚 |
商品引換券は、全国のイエローハット店舗で店舗指定の油膜取りウォッシャー液2.5L 1本と引き換えられる。2りんかん、バイク館、ワイズロード、車検センターなどでは商品引換券を利用できない。
適用開始とスケジュール
株式分割の基準日は2025年3月31日、効力発生日は2025年4月1日。優待基準は2025年3月末分から2026年3月末分にかけて段階的に変更され、2026年9月末分以降は直近3回連続の記録が必要になる。
優待の発送時期は、3月末基準分が6月下旬、9月末基準分が12月中旬。利用期限は、3月末基準分のお買物割引券が翌年6月30日まで、商品引換券が翌年1月31日まで。9月末基準分は、お買物割引券が翌年12月31日まで、商品引換券が翌年7月31日までと案内されている。
優待投資として見るときの注意点
株式分割後は株数の表示が変わるため、分割前の保有株数と分割後の優待区分を分けて見る必要がある。200株区分の新設やワイズロードの追加は利用先の広がりにつながる一方、100株以上の優待に継続保有条件が加わる点は、権利確定日ごとの株主名簿の記録で確認したい。
お買物割引券は現金との交換や他の割引券との併用ができず、商品引換券も利用店舗が限られる。券面額だけでなく、利用する店舗、購入金額、期限を含めて実際の使い勝手を確認する必要がある。
まとめ
イエローハットは2025年1月31日、株式分割に伴う株主優待の基準変更を発表した。2025年4月1日の1株2株分割に合わせ、200株以上の区分を新設し、優待の対象店舗にワイズロードを加える。
一方で、優待には1年以上の継続保有条件が導入され、2025年3月末分から2026年9月末分以降にかけて段階的に移行する。株数区分、名簿への連続記録、利用店舗、発送時期を分けて確認したい。