何が変わるのか
コシダカホールディングスは、株主優待券の発行頻度を見直す。
これまでは年1回、期末株主に対して有効期間12カ月の株主優待券を発行していた。変更後は、発行頻度を年2回とし、有効期間を6カ月にする。さらに、第2四半期末の株主にも、期末株主と同数の株主優待券を発行する。
会社側は、継続保有している株主への年間発行枚数が従来の2倍になると説明している。
対象株主と条件
変更後の制度は、2026年8月31日現在を基準日とした株主優待から適用される。
対象は100株以上を保有する株主で、保有株数と継続保有期間に応じて1回あたりの株主優待券額が変わる。3年以上保有の判定は、2月末日および8月末日の株主名簿に連続して記載される同一株主番号の回数を基準にする。
優待内容
1回あたりの優待内容は、3年未満保有の場合、100株以上399株以下で2,000円相当、400株以上999株以下で5,000円相当、1,000株以上で10,000円相当である。
3年以上保有の場合は、100株以上399株以下で4,000円相当、400株以上999株以下で10,000円相当、1,000株以上で20,000円相当となる。
今回の変更により、同じ株数・保有期間で年2回発行されるため、継続保有株主の年間発行枚数は従来の2倍になる。一方、有効期間は6カ月となるため、使い切るタイミングはこれまでより短くなる。
利用対象店舗
利用対象は、従来のカラオケまねきねこ、ひとりカラオケ専門店ワンカラに加え、対象ブランドが広がる。
新たに、CAFÉ ECLA、カラオケショップJOYSOUND、カラオケGLANZA、しゃぶしゃぶすきやきダイニング天空が利用対象に加わる。JOYSOUNDなどは連結子会社スタンダードが運営する店舗で、カラオケ業態内でも使える場面が広がる形だ。
適用開始とスケジュール
適用開始は、2026年8月31日基準の株主優待からである。
同社は同じ取締役会で、当期末配当金を1株あたり2円増配し、期末15円、第2四半期末配当13円と合わせて年間28円とすることも別途開示している。優待と配当の両方を見直した点は、株主還元全体の文脈で確認したい。
優待投資として見るときの注意点
今回の変更は、発行頻度と利用対象の両面では明確な改善である。特に、カラオケまねきねこ以外の店舗も使う株主にとっては、優待券の使い道が広がる。
ただし、有効期間が6カ月に短くなるため、年1回まとめて使う前提だった株主には管理が必要になる。優待利回りを計算する場合も、年2回きちんと使えるか、近隣に対象店舗があるかで実質価値は変わる。
まとめ
コシダカホールディングスは、2026年7月10日に株主優待制度の変更を発表した。2026年8月31日基準分から、株主優待券を年2回発行し、第2四半期末株主にも期末株主と同数の優待券を発行する。
継続保有株主にとって年間発行枚数は従来の2倍になる一方、有効期間は6カ月に短縮される。利用対象もJOYSOUND、GLANZA、天空などへ広がるため、実際に使える店舗と利用頻度を確認しておきたい。
参考
- コシダカホールディングス「株主優待制度の変更に関するお知らせ」、2026年7月10日公表。
- コシダカホールディングス「株式情報・株主優待制度」: https://www.koshidakaholdings.co.jp/ja/ir/stockholder.html