何が変わるのか
従来は、200株以上の株主に自社製品2点を贈呈していた。2026年9月末基準分からは、優待品をQUOカードへ変更する。
| 項目 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| 最低保有株数 | 200株 | 200株 |
| 優待品 | Zexeed 3枚入り1パック、フィルタシート30枚入り1パック | QUOカード |
| 株数区分 | 200株以上 | 200株以上1,000株未満、1,000株以上 |
| 長期保有区分 | なし | 3年未満、3年以上 |
| 基準日 | 3月末・9月末 | 3月末・9月末 |
会社は今回の見直しを「変更および拡充」としている。自社製品とQUOカードでは使い方が異なり、旧制度の商品価格と新制度の額面をそのまま同じ価値として比較することはできない。
対象株主とQUOカードの額面
変更後の制度は次の4区分となる。表の金額は1回あたりで、3月末と9月末の年2回贈呈される。
| 保有株式数 | 継続保有期間 | 1回あたり | 年間合計 |
|---|---|---|---|
| 200株以上1,000株未満 | 3年未満 | 500円分 | 1,000円分 |
| 200株以上1,000株未満 | 3年以上 | 1,000円分 | 2,000円分 |
| 1,000株以上 | 3年未満 | 1,000円分 | 2,000円分 |
| 1,000株以上 | 3年以上 | 1,500円分 | 3,000円分 |
最低保有株数は200株で変わらない。1,000株以上の区分と3年以上の長期保有区分が加わり、保有状況によって額面が変わる制度になる。
3年以上の判定条件
3年以上の継続保有とは、3月末日と9月末日の株主名簿に、同一株主番号で連続7回以上記載または記録されることを指す。
保有期間だけでなく、同じ株主番号が継続していることが条件になる。口座変更や名義変更などで株主番号が変わる場合は、長期保有の判定に影響することがあるため注意したい。
適用開始とスケジュール
新制度は2026年9月30日基準分から適用される。以後は9月末と3月末の年2回が基準日となる。
2026年7月14日付の発表では、QUOカードの発送時期は示されていない。対象株主には、基準日後の案内で発送時期を確認する必要がある。
優待投資として見るときの注意点
QUOカードへの変更で利用先は自社製品より広がるが、200株を3年未満保有する場合は年間1,000円分となる。長期保有区分を利用するには、同一株主番号での連続記載条件を満たさなければならない。
優待内容だけで判断せず、必要投資額、株価変動、配当、業績も分けて確認したい。特に長期保有を前提にする場合は、途中で制度が変更される可能性も含めて考える必要がある。
まとめ
ヤマシンフィルタは2026年9月末基準分から、株主優待品を自社製品からQUOカードへ変更する。対象は従来どおり200株以上で、株数と3年以上の継続保有条件に応じて、1回500円分から1,500円分を年2回贈呈する。
3年以上の優遇を受けるには、3月末・9月末の株主名簿に同一株主番号で連続7回以上記載されることが必要。発送時期は今回の発表では示されていない。
参考
- ヤマシンフィルタ「株主優待」
- ヤマシンフィルタ「株主優待制度の変更および拡充に関するお知らせ」、2026年7月14日公表。