何が変わるのか
変更点は、優待の使い道、最低保有株数、継続保有条件、ポイント表の4つである。
| 項目 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| 優待内容 | プレミアム優待倶楽部の商品選択、WILLsCoinへの交換 | Amazonギフトカードへの交換ポイント |
| 最低保有株数 | 700株 | 100株 |
| 継続保有条件 | なし | 1年以上 |
| ポイント | 3,000〜70,000ポイント | 3,000〜30,000ポイント |
| 基準日 | 8月末 | 8月末 |
100株から対象になる点は拡充だが、1年未満の株主は保有株数にかかわらず対象外となる。旧制度で対象だった700株以上の株主でも、継続保有条件を満たさなければ優待を受けられない。
1年以上2年未満のポイント
1年以上2年未満は、毎年2月末日・8月末日の株主名簿に3回以上継続して記載または記録されることが条件となる。
| 保有株式数 | ポイント数 |
|---|---|
| 100株以上400株未満 | 3,000ポイント |
| 400株以上700株未満 | 5,000ポイント |
| 700株以上1,000株未満 | 7,500ポイント |
| 1,000株以上1,300株未満 | 8,500ポイント |
| 1,300株以上2,000株未満 | 10,000ポイント |
| 2,000株以上 | 15,000ポイント |
2年以上のポイント
2年以上は、毎年2月末日・8月末日の株主名簿に5回以上継続して記載または記録されることが条件となる。
| 保有株式数 | ポイント数 | 保有株式数 | ポイント数 |
|---|---|---|---|
| 100〜199株 | 5,000 | 1,100〜1,199株 | 11,000 |
| 200〜299株 | 5,500 | 1,200〜1,299株 | 12,000 |
| 300〜399株 | 6,000 | 1,300〜1,399株 | 13,000 |
| 400〜499株 | 7,000 | 1,400〜1,499株 | 14,000 |
| 500〜599株 | 7,500 | 1,500〜1,999株 | 15,000 |
| 600〜699株 | 8,000 | 2,000〜2,999株 | 17,500 |
| 700〜799株 | 8,500 | 3,000〜3,999株 | 20,000 |
| 800〜899株 | 9,000 | 4,000〜4,999株 | 22,500 |
| 900〜999株 | 9,500 | 5,000〜9,999株 | 25,000 |
| 1,000〜1,099株 | 10,000 | 10,000株以上 | 30,000 |
ポイントはAmazonギフトカードに交換でき、1ポイントはおおむね1円相当とされている。具体的な交換方法は後日案内される予定だ。
継続保有判定で注意する日付
通常の2月末日・8月末日に加え、会社が定めた2025年9月末日と2025年11月末日の臨時株主名簿でも保有状況を確認する。
継続保有期間中は、すべての確認日で100株を下回らないことが必要になる。株主名簿への記載回数だけでなく、途中の保有株数も判定対象となる点に注意したい。
どの株主に有利・不利か
100〜699株を1年以上保有する株主は新たに対象となる。700株、1,000株付近でも、新制度のポイント数は旧制度を上回る。
反対に、高株数帯ではポイントが縮小する。たとえば旧制度は5,000〜9,999株で65,000ポイント、10,000株以上で70,000ポイントだった。新制度では2年以上保有しても、それぞれ25,000ポイント、30,000ポイントとなる。2,000株以上の1年以上2年未満は一律15,000ポイントである。
対象株数の拡大だけを見ると拡充だが、保有期間の必須化と高株数帯の減額も同時に確認する必要がある。
適用開始と案内時期
変更後の制度は2026年8月31日基準分から適用される。対象株主への交換方法や手続きなどの詳細は、後日案内または送付される予定である。
優待投資として見るときの注意点
会社資料では100株を2年以上保有した場合の優待利回りも示しているが、これは2026年6月30日の終値411円を使った試算である。実際の利回りは取得価格によって変わり、将来の株価や制度継続を保証する数字ではない。
Amazonギフトカードは使途が分かりやすい一方、1年以上の保有が必要になる。優待だけで判断せず、保有期間中の株価変動、業績、配当、制度変更リスクも分けて確認したい。
まとめ
関通ホールディングスは2026年8月末基準分から、商品選択型の株主優待をAmazonギフトカード交換ポイントへ変更する。最低保有株数は700株から100株へ下がるが、全対象者に1年以上の継続保有が必要となる。
100〜699株の長期保有者は新たに対象となる一方、高株数帯では旧制度よりポイントが下がる。保有株数だけでなく、保有期間と臨時株主名簿の確認条件まで見ておきたい。
参考
- 関通ホールディングス「IRニュース」
- 関通「プレミアム優待倶楽部」を導入
- 関通ホールディングス「株主優待制度の変更に関するお知らせ」、2026年7月14日公表。