2026年 実施・到着報告ベース 隠れ優待リスト 議決権行使型 31銘柄 アンケート型 5銘柄 毎年の継続・金額・対象株主は保証されません 招集通知・株主通信で、その年の条件を確認

隠れ優待とは

「隠れ優待」は一般的な呼び方で、会社が正式な株主優待制度として公表していない謝礼や株主向け企画を指します。代表例は、議決権行使のお礼、株主アンケートの回答謝礼、カレンダーや施設招待券です。

公式の優待ページに載らず、定時株主総会の招集通知や株主通信だけで案内されることがあります。オムロン(6645)や野村ホールディングス(8604)のように、2026年の株主総会資料や公式ページで贈呈内容を明記した会社もあります。一方、到着後の株主報告で初めて広く知られる例も少なくありません。

2026年に実施・到着報告があった31銘柄

以下は、2026年3月期の株主総会資料や、2026年中の受取・到着報告をもとにした一覧です。「議決権行使」とある場合でも、インターネット行使限定、書面とネットで贈呈品が異なる、アンケート回答まで必要といった違いがあります。

コード銘柄2026年の報告内容主な条件
287A黒田グループデジタルギフト500円分議決権行使
3202ダイトウボウQUOカード500円分議決権行使
3306日本製麻QUOカード500円分議決権行使
3753フライトソリューションズQUOカード500円分議決権行使
3825リミックスポイントQUOカード500円分議決権行使
4591リボミックQUOカード500円分議決権行使
4978リプロセルAmazonギフトカード500円分議決権行使
5463丸一鋼管電子ギフト500円分議決権行使
6166中村超硬QUOカード500円分議決権行使
6645オムロン電子ギフトまたはQUOカード500円相当議決権行使方法で異なる
6659メディアリンクスQUOカード500円分議決権行使
6803ティアックQUOカード500円分議決権行使
6927ヘリオス テクノ ホールディングQUOカード500円分議決権行使
7003三井E&SQUOカード500円分議決権行使
7011三菱重工業美術館・技術館の招待券100株以上との報告
7014名村造船所電子ギフト500円分議決権行使
7287日本精機QUOカード500円分議決権行使
7419ノジマ自社商品など議決権行使
7480スズデンQUOカード500円分議決権行使
7615京都きもの友禅ホールディングスQUOカード500円分議決権行使
8130サンゲツ電子ギフト500円分議決権行使
8308りそなホールディングスデジタルギフト500円分議決権行使
8518日本アジア投資QUOカード500円分議決権行使
8537大光銀行QUOカード500円分議決権行使
8550栃木銀行QUOカード500円分議決権行使
8601大和証券グループ本社QUOカード500円分、カレンダー議決権行使
8604野村ホールディングス電子ギフトまたはQUOカード500円相当行使・回答方法で異なる
8725MS&ADインシュアランスグループHD電子ギフトまたはQUOカード500円相当議決権行使方法で異なる
8766東京海上ホールディングス電子ギフトまたはQUOカード500円相当議決権行使方法で異なる
8803平和不動産榮太樓總本舗の菓子詰め合わせ議決権行使
9513電源開発カレンダー株主通信アンケート、100株以上との報告

オムロンの2026年招集通知では、インターネット行使の場合は電子ギフト500円相当、書面行使の場合はQUOカード500円相当と案内しています。大光銀行も公式の株主総会ページで、議決権を行使した株主へQUOカード500円分を贈ると明記しています。

野村ホールディングスは、インターネットで議決権を行使してアンケートに回答した場合は電子ギフト500円相当、それ以外の対象者にはQUOカードを贈る案内です。同じ「500円」でも、手続きと発送時期は会社ごとに異なります。

アンケート回答型の5銘柄

議決権行使とは別に、株主通信や専用サイトのアンケート回答を条件とする例があります。抽選品は全員が受け取れるものではありません。

コード銘柄報告内容注意点
3167TOKAIホールディングスQUOカード500円分の抽選、またはTLCポイント回答画面の条件を確認
4816東映アニメーションシール、クリアファイルなど抽選
7085カーブスホールディングスQUOカード500円分、無料体験券同封案内を確認
8566リコーリースQUOカード1,000円分抽選
9278ブックオフグループHDBOOKOFF買物券300円分アンケート回答

アンケートには回答期限があります。はがき、株主番号を使う専用サイト、議決権行使後に表示される画面など、入口も一定ではありません。届いた書類を後回しにすると、期限を過ぎやすい部分です。

7月以降に確認したい過去実績

次の銘柄は、過去にカレンダー、手帳、買物券などの報告があった例です。表の内容は2026年7月19日時点で2026年分の実施を保証するものではありません。「権利月」は過去の実施例を確認するための目安です。

過去の権利月コード銘柄過去の報告内容
7月3955イムラポケット付きカレンダー
8月7085カーブスホールディングスQUOカード500円分など
8月8278フジカレンダー、エコバッグ
8月8953日本都市ファンド投資法人買物券500円×3枚、3口以上
9月3624アクセルマークQUOカード500円分
9月3672オルトプラスQUOカード500円分
9月8052椿本興業オリジナル手帳
9月8058三菱商事卓上カレンダー、100株を1年以上保有との報告
9月8133伊藤忠エネクス卓上カレンダー

この表だけを根拠に権利を取りに行くのは危険です。実施の有無に加え、単元未満株が対象か、100株以上か、継続保有が必要か、申込制かを、その年の株主通信や会社案内で確かめる必要があります。

受け取りで見落としやすい4点

1. 「議決権行使」だけでは足りない場合がある

インターネット行使後のアンケート回答、メールアドレス登録、贈呈への同意まで求められる場合があります。郵送とインターネットで品物が違う会社もあります。

2. 議決権には通常、単元株の保有が必要

日本株は100株を1単元とする会社が多く、単元未満株には通常、株主総会の議決権がありません。施設招待やカレンダーなど、議決権行使と無関係な企画では条件が異なることがあります。

3. 受取報告は翌年の保証にならない

議案がない、会社が企画を変更する、予算や発送方法を見直すといった理由で、前年と同じ内容が続かないことがあります。過去の500円分を恒常的な優待利回りへ加えるのは避けたほうが安全です。

4. 期限と発送時期は会社ごとに違う

議決権行使期限は株主総会の直前、アンケートは数週間後までというケースがあります。ギフトがすぐ表示される会社もあれば、数カ月後に郵送する会社もあります。

まとめ

2026年の隠れ優待は、議決権行使型では500円相当のQUOカードやデジタルギフトが中心でした。会社資料で明記する例がある一方、正式な株主優待ページには掲載されず、到着報告で確認される例もあります。

見るべきなのは金額より、その年の条件です。株主総会の招集通知、議決権行使書、行使完了画面、株主通信を確認し、ネット限定、アンケート必須、抽選、申込期限を見落とさないようにします。

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参考