何が変わるのか
三菱鉛筆は、毎年実施する株主優待制度を新設する。対象株主には、5,000円相当の三菱鉛筆グループ製品を年1回贈呈する。
同社は2025年と2026年の2回に限り、LAMYの文具セットを贈る特別株主優待を実施している。今回発表した制度は、この限定優待とは別に2026年12月末から始まる通常制度だ。
通常制度の対象株主
基準日は毎年12月末日。200株以上を1年以上継続保有する株主が対象となる。
1年以上継続保有するには、次の5回の株主名簿すべてに、同一株主番号で200株以上の保有が記載または記録される必要がある。
| 確認回 | 株主名簿の基準日 |
|---|---|
| 1 | 前年12月末日 |
| 2 | 当年3月末日 |
| 3 | 当年6月末日 |
| 4 | 当年9月末日 |
| 5 | 当年12月末日 |
基準日の200株だけでは足りず、四半期末ごとの保有株数と株主番号の連続性が判定に使われる。
初回基準日の経過措置
初回基準日は2026年12月末日。この初回だけは、通常条件に加えて次の経過措置が設けられる。
| 確認事項 | 初回の条件 |
|---|---|
| 2025年12月末日 | 100株以上を保有 |
| 2026年3月末日・6月末日・9月末日 | 同一株主番号で連続記録 |
| 2026年12月末日 | 200株以上を保有 |
つまり、2025年12月末時点で200株に届いていなくても100株以上を保有し、その後の株主番号が途切れず、初回基準日までに200株以上となっていれば対象となる。2027年以降は、5回すべてで200株以上を保有する通常条件が適用される。
優待内容と贈呈時期
通常制度の優待内容は、200株以上を1年以上継続保有する株主に、5,000円相当の三菱鉛筆グループ製品を贈呈するというものだ。
具体的な製品と贈呈時期はまだ公表されていない。内容が確定した後、会社Webサイトなどで改めて案内される予定となっている。
LAMY特別株主優待の内容も決定
2026年6月末基準のLAMY特別株主優待は別枠で、対象株主に贈る3品も同日決定した。
- 万年筆「LAMY studio black forest EF」
- 替えインク「LAMY T-10 青 5本入り」
- 罫線入りハードカバーノート「LAMY paper A5」
発送時期は2026年9月から10月の予定。この特別優待は今回で終了し、以後は12月末基準の通常制度へ移る。
優待投資として見るときの注意点
通常制度は200株以上に加えて1年以上の継続保有が必要だ。5,000円相当という金額だけを見るのではなく、200株分の投資額と、保有期間中の株価変動リスクを分けて確認したい。
初回経過措置は2026年12月末基準分だけの扱いで、翌年以降には引き継がれない。また、通常制度の具体的な製品と贈呈時期は未公表のため、使い勝手は今後の案内を待つ必要がある。
まとめ
三菱鉛筆は、200株以上を1年以上継続保有する株主に5,000円相当のグループ製品を贈る株主優待を新設する。初回基準日は2026年12月末日で、初回だけは2025年12月末の保有株数を100株以上とする経過措置がある。
これまでのLAMY特別優待は2026年6月末基準分で終了し、今回の通常制度は12月末基準で続く。限定優待と通常制度の基準日・株数条件を混同しないようにしたい。
参考
- 三菱鉛筆「IR情報」
- 三菱鉛筆「株主優待制度導入に関するお知らせ」、2026年7月30日公表。
- 三菱鉛筆「(開示事項の経過)特別株主優待の内容決定に関するお知らせ」、2026年7月30日公表。
- 三菱鉛筆「特別株主優待実施のお知らせ」、2025年2月13日公表。
- 三菱鉛筆(7976)銘柄分析
- 三菱鉛筆(7976)株主優待ページ