何が変わるのか
この開示で、アイサンテクノロジーは株式分割(1株→3株)に合わせて株主優待の基準を見直しました。 配当改善を中心にした株主還元の方針の一環として、優待対象者の最低保有数と継続要件が一部厳格化されています。
- 3年以上継続保有の1,000株以上レンジは、3,000株以上へ引き上げ。
- 2年以上継続保有の100株以上レンジは、300株以上へ引き上げ。
- 1年以上2年未満のレンジも100株以上→300株以上へ引き上げ。
- 優待額のテーブル(5,000円/1,000円/500円)は変更ありません。
対象株主と条件
- 基本は最終事業年度末(3月31日)を基準日とし、9月30日・3月31日での連続記載を判定します。
- 2027年3月31日基準分から、株式分割後の株式数で判定し、以下の条件が適用されます。
- 3年以上:3,000株以上かつ同一株主番号で7回以上連続保有
- 2年以上:300株以上かつ5回以上連続保有
- 1年以上2年未満:300株以上かつ3回以上4回以下の連続保有
- 2026年9月30日以前の保有分は、分割前株式数ベースの旧基準(100株以上)で判定し、今回の新制度は原則適用されません。
優待内容
- 3年以上継続保有(3,000株以上):選べる e-GIFT 5,000円分
- 2年以上継続保有(300株以上):選べる e-GIFT 1,000円分
- 1年以上2年未満(300株以上):選べる e-GIFT 500円分
- 優待額は変更なしで、対象者の絞り込みが主眼です。
適用開始とスケジュール
- 開示日:2026-08-07
- 新制度の適用開始:2027年3月31日基準
- 2026年9月30日以前の保有分は、分割前株式数を前提に旧基準(分割前ルール)を適用
- 株式分割は2026年10月1日付で効力発生日。
優待投資として見るときの注意点
- 最低保有株数の引き上げにより、100〜299株保有層の優待は新制度で対象外になる可能性があります。
- スプリット後は同一株主番号での連続保有回数と分割後株数が判定に効くため、保有規模換算のズレに注意。
- 優待額自体は従来同等でも、実効還元の届出対象が広がらない点は要チェックです。
まとめ
アイサンテクノロジーは株主優待を「維持しつつ」「対象条件を引き上げる」形で制度を調整しました。 優待設計の主眼は従来比で保有者拡大より、分割後基準を使った再設計と条件収束にあると読み取れます。
参考
- アイサンテクノロジー「株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更並びに配当予想の修正、株主優待制度の一部変更に関するお知らせ」(2026-08-07)
- 株主優待ページ