何が変わるのか
現行の株主優待に、長期保有者向けのACチケットを上乗せする。通常優待は100株以上を対象とする映画招待券などの「株主ご優待綴り」で、今回その株数区分や枚数に変更はない。
追加される長期保有特典は200株以上が対象。1年以上と3年以上の保有区分を設け、1,000株未満か1,000株以上かによってACチケットの枚数が変わる。
長期保有特典の条件
| 保有株数 | 1年以上継続保有 | 3年以上継続保有 |
|---|---|---|
| 200株以上1,000株未満 | ACチケット1枚 | ACチケット2枚 |
| 1,000株以上 | ACチケット2枚 | ACチケット3枚 |
1年以上とは、毎年3月末と9月末の株主名簿に、同一株主番号で各区分に該当する株数を3回以上連続して記録されることを指す。3年以上は7回以上連続が条件となる。
判定期間中に保有株数が増減した場合、期間中の最も少ない保有株数で区分を決める。たとえば1,000株、200株、1,000株と推移した場合は、200株以上1,000株未満の区分が適用される。
通常の映画招待券は変更なし
従来の株主ご優待綴りは、毎年3月末と9月末の年2回、100株以上の株主へ送付する。映画招待券の枚数は100株以上で4枚、200株以上で8枚、300株以上で12枚、400株以上で16枚、500株以上で20枚、1,000株以上で32枚、2,000株以上で48枚だ。
映画招待券は東京テアトルの対象映画館で利用する通常優待で、新設するACチケットは全国のイオンシネマで利用する長期保有特典となる。利用先が異なる点を押さえておきたい。
適用開始と発送時期
長期保有特典は2026年9月30日基準分から適用する。初回も保有期間を同日から数え始めるのではなく、過去に遡って株主名簿の記録を確認するため、すでに条件を満たしている株主は対象になり得る。
9月末基準分は翌年1月中旬に発送し、有効期間は2月1日から7月31日まで。3月末基準分は7月中旬に発送し、有効期間は8月1日から翌年1月31日までを予定する。長期保有対象者には、株主ご優待綴りとACチケットを同梱する。
優待投資として見るときの注意点
長期保有の判定には同一株主番号での連続記録が必要だ。保有期間の途中で株主番号が変わった場合や、保有株数が一時的に区分を下回った場合は、想定していた枚数を受け取れないことがある。
ACチケットは現金ではなく、利用できる映画館や有効期間が決まっている。通常の映画招待券とも利用先が異なるため、生活圏で実際に使えるかを確認しておきたい。
まとめ
東京テアトルは、200株以上を1年以上保有する株主へACチケットを追加する。進呈枚数は1~3枚で、保有株数と継続保有期間によって決まる。2026年9月末基準分から過去の保有実績を遡って適用し、通常の映画招待券は従来どおり継続する。
参考
- 東京テアトル「株主優待のご案内」
- 東京テアトル「株主優待制度」
- 東京テアトル「株主優待制度の変更(拡充)に関するお知らせ」、2026年8月12日公表。
- 東京テアトル(9633)株主優待ページ