2026年8月米小売売上高は前月比1.2%増

今日の見方

総売上高は7月の減少から増加へ転じた。自動車・部品販売は0.6%増、無店舗小売は2.6%増、電子・家電は1.6%増だった。ガソリンスタンドは3.1%増となり、価格要因を含む点に注意が必要だ。飲食店も1.2%増え、財とサービスの双方で支出が伸びた。

市場への見立てとして、強い個人消費は米企業収益を支える一方、利下げ期待を後退させて米金利を押し上げる可能性がある。円安なら日本の輸出株に支援材料となり得るが、米金利上昇は半導体・グロース株の評価には逆風となり得るため、発表後の値動きを確認したい。

注目ニュース

1. 総売上高は1.2%増

8月の売上高は7,739億ドルで、前月比1.2%増、前年同月比6.0%増だった。6~8月の合計も前年同期比6.0%増となった。

投資家が見る点: 名目消費の強さが実質消費にもつながるかを、物価指標と個人消費支出で確認する必要がある。

2. コアに近い区分も増加

自動車を除く売上高は1.4%増、ガソリンを除く売上高は1.1%増、自動車とガソリンを除く区分は1.2%増だった。幅広い区分で前月を上回った。

投資家が見る点: 燃料価格や自動車販売だけによる押上げではない点は需要の底堅さを示すが、速報値のため今後の改定にも注意したい。

3. 7月の減少幅は縮小

7月の前月比は0.6%減から0.5%減へ改定され、金額は7,644億6,200万ドルとなった。8月の増加は前月の落ち込みを上回った。

株価材料として見る点: 米2年・10年国債利回り、ドル円、S&P500・NASDAQ先物の反応を確認し、日本株への波及経路を判断したい。

確認しておきたい日程

日付予定
2026年10月15日米国勢調査局、9月の小売・飲食サービス売上高を公表予定

出典