発行条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発行体 | 株式会社enish(3667) |
| 銘柄 | 株式会社enish 第3回無担保普通社債(私募債) |
| 発行額 | 1億円から、新株予約権の行使払込額を250万円単位で控除した額 |
| 各社債の額面 | 250万円 |
| 払込金額・償還金額 | 額面100円につき100円 |
| 利率 | なし |
| 払込日 | 2026年11月26日 |
| 償還期限 | 2028年12月12日 |
| 償還方法 | 満期一括。発行体または社債権者からの繰上償還条項あり |
| 割当先 | EVO FUND |
| 担保・保証 | 無担保社債。保証の記載は開示資料に見当たらない |
| 格付け | 開示資料に記載なし |
資金使途
enishは、2026年11月から2027年4月までに本社債の償還へ最大1億円を充てる計画です。第24回新株予約権の行使に伴う払込額が一定額に達すると、対応する社債を額面100円につき100円で繰上償還するとしています。
今回の開示では、第24回新株予約権の発行も同時に決議されました。会社の計画では、新株予約権の差引手取概算額約11億5,500万円を、社債償還に最大1億円、ゲーム事業投資に6億5,500万円、DAT事業に係る暗号資産取得に4億円の順で充当する予定です。新株予約権の行使価額は修正される仕組みで、実際の調達額や時期は確定していません。
財務面で見るポイント
社債自体に利息はなく、払込額と償還額も額面どおりです。ただし、社債の額面総額は最大1億円で、新株予約権の行使状況に応じて減額される条件付きです。また、会社は新株予約権の行使資金による繰上償還を予定しており、資金調達の全体像は予約権の行使状況と結び付いています。
直近の2026年12月期第2四半期は売上高9.25億円、営業損失5.42億円でした。ゲーム事業の投資が収益改善につながるかに加え、予約権の行使が計画どおり進むか、DAT事業への資金配分が財務収益にどう表れるかが確認点です。新株予約権には最大5,580万株の潜在株式数が設定されており、株式の希薄化を伴う資金調達と社債を分けて見る必要があります。
投資家が確認したい点
- 11月26日に確定する社債の実際の額面総額
- 新株予約権の行使状況と、それに伴う社債の繰上償還額
- ゲーム事業投資の支出時期と、売上・営業損益への反映
- 暗号資産取得の実施額と財務への影響
関連記事
出典
- enish IRニュース(「第三者割当による第24回新株予約権(行使価額修正条項付)及び第3回無担保普通社債(私募債)の発行、新株予約権の買取契約(コミット・イシュー)の締結並びに第22回新株予約権の取得及び消却に関するお知らせ」、2026年10月26日)
- enish(3667)の決算一覧