2026年8月優待の基本日程

2026年8月末が権利確定日の銘柄では、日程は次の通りです。

項目日付
権利付き最終日2026年8月27日(木)
権利落ち日2026年8月28日(金)
権利確定日2026年8月31日(月)

8月末優待を取るには、原則として2026年8月27日(木)の大引け時点で株を保有している必要があります。

なお、8月は月末優待が中心ですが、20日基準の銘柄もあります。

基準日が違う銘柄は、権利付き最終日も前倒しになります。8月優待を狙うなら、最初に見るべきは「優待内容」ではなく「基準日」です。

暮らし・買い物系の王道優待

8月優待の主役は、生活に近い買い物系です。

イオン、ビックカメラ、良品計画。どれも知名度が高く、使い道が想像しやすい。こういう銘柄は初心者にも人気が出ます。

銘柄コード主な優待内容見方
イオン8267オーナーズカードイオン利用者には強いが、利用額次第
ビックカメラ3048お買物優待券家電以外にも使える。長期保有で追加あり
良品計画7453シェアホルダーカード公式では7%OFF。無印ユーザー向け

イオン(8267)

イオンは、8月優待の代表格です。

100株以上の株主に発行されるイオンオーナーズカードを提示し、対象の支払い方法で買い物をすると、保有株数に応じた返金率でキャッシュバックを受けられます。

公式ページでは、100株以上で3%、500株以上で4%、1,000株以上で5%、3,000株以上で7%という返金率が示されています。

この優待は、イオンを日常的に使う人ほど強いです。

逆に言えば、近くにイオン系店舗がない人、買い物額が少ない人には額面が見えにくい。オーナーズカードは「持っているだけで得」ではなく、「どれだけイオンで買うか」で価値が変わる優待です。

ビックカメラ(3048)

ビックカメラは、2月・8月の年2回優待です。

公式ページでは、100株以上で2月は2,000円分、8月は1,000円分のお買物優待券が贈呈されるとされています。8月末基準では、100株以上を1年以上継続保有すると1,000円分、2年以上継続保有すると2,000円分が追加されます。

家電だけでなく、日用品、酒類、ゲーム、文具などにも使えるため、消化しやすい優待です。

ただし、ビックカメラも優待だけで見ると片手落ちになります。家電量販店は、インバウンド、EC競争、粗利率、ポイント還元、在庫回転の影響を受けます。優待券が便利なことと、株価が割安かどうかは別です。

良品計画(7453)

良品計画は、無印良品で使えるシェアホルダーカードが優待です。

なお、公式ページでは対象株主に対し、お買い物の際に7%割引が適用される優待カードを進呈するとされています。以前の情報や古い紹介記事では割引率が異なる場合があるため、ここは最新の公式条件を見たいところです。

無印良品をよく使う人には、かなり分かりやすい優待です。

ただし、割引優待は使う金額によって価値が変わります。たまに小物を買う程度なら、優待価値は大きくありません。家具、収納、衣料、食品などを定期的に買う人向けです。

外食・カフェ系の注目優待

8月は外食系も強いです。

クリレス、コメダ、壱番屋。どれも知名度があり、使い切りやすいタイプです。

銘柄コード主な優待内容見方
クリエイト・レストランツHD3387優待食事券、電子チケットブランド数が多く使いやすい
コメダHD3543KOMECAチャージコメダ利用者向け。長期特典は2月判定
壱番屋7630株主様ご飲食優待券ココイチ利用者には分かりやすい

クリエイト・レストランツHD(3387)

クリエイト・レストランツHDは、2月・8月の年2回優待です。

公式ページでは、保有株式数に応じて、グループ店舗で利用できる株主優待券、電子チケットを年2回届ける制度が案内されています。

しゃぶ菜、磯丸水産、デザート王国など、使えるブランドが多いのが強みです。

ただ、外食株としては人件費、食材費、店舗賃料の影響を受けます。優待が使いやすくても、利益率が落ちれば株価は重くなります。

コメダホールディングス(3543)

コメダHDは、100株以上の株主にプリペイドカード「KOMECA」へ電子マネーをチャージする優待を行っています。

公式FAQでは、基準日に100株以上を保有する株主に、全国のコメダ珈琲店などで利用できるKOMECAを送るとされています。

通常優待は半期1,000円分。長期保有株主優待は、毎年2月末時点で3年以上継続保有かつ300株以上保有の株主に対し、追加で1,000円分をチャージする仕組みです。

ここは少し注意です。

長期特典は「8月にも追加」ではなく、2月末を基準とした年1回の追加です。8月優待の記事では、通常優待と長期特典の基準を分けて書く必要があります。

壱番屋(7630)

壱番屋は、2月末・8月末時点の株主を対象に、株主様ご飲食優待券を贈呈しています。

公式ページでは、100株以上1,000株未満で1,000円相当、500円券×2枚とされています。

CoCo壱番屋を使う人には実用的です。店内飲食だけでなく、テイクアウトや店舗商品に使える点も便利です。

とはいえ、外食株として見るなら、客数、客単価、原価、人件費、海外展開まで見たいところです。優待券だけで買う銘柄ではありません。

注目のデジタルギフト優待

2026年8月で話題性があるのは、IDOMです。

銘柄コード主な優待内容見方
IDOM7599デジタルギフト2,500円分から初回は継続保有条件なし。ただしテーマ先行に注意

IDOM(7599)

IDOMは、中古車販売店「ガリバー」を展開する会社です。

2026年1月23日に株主優待制度の導入を発表し、毎年2月末・8月末時点の株主を対象に、保有株数に応じたデジタルギフトを贈呈する制度を始めました。

開示資料では、100株以上500株未満で2,500円分、500株以上1,000株未満で13,500円分、1,000株以上で30,000円分。原則は1年以上の継続保有が条件ですが、2026年2月末と2026年8月末は初回扱いで保有期間の制限なしとされています。

これはかなり目立ちます。

ただ、目立つ優待ほど市場は早く反応します。デジタルギフトの利回りだけを見て買うと、権利落ちや株価の期待剥落で振られることがあります。

IDOMを見るなら、中古車市場、粗利率、在庫、オークション相場、販売台数も確認したい。優待新設は材料ですが、投資判断の全部ではありません。

8月優待で注意したいこと

8月優待で特に注意したいのは、次の4つです。

注意点内容
銘柄数が多い目移りしやすく、優待だけで買いやすい
権利落ち人気優待ほど権利後に売られやすい
長期保有条件ビックカメラ、コメダ、IDOMなど条件を確認
割引型優待イオンや良品計画は利用額によって価値が変わる

特に割引型優待は、人を選びます。

イオンをよく使う人にはオーナーズカードが強い。無印良品でよく買う人には良品計画のカードが強い。逆に、使う頻度が低いなら、額面型の優待券ほど分かりやすくありません。

「みんなが人気と言っているから」ではなく、自分の生活圏で使えるかを見た方がいいです。

8月優待の選び方

8月優待を選ぶなら、次の順番で見ると現実的です。

  1. 自分が使う店舗・サービスか
  2. 月末基準か、20日基準か
  3. 優待が額面型か、割引型か
  4. 長期保有条件があるか
  5. 配当と優待を合わせた総合利回りを見る
  6. 権利落ち後も保有できる業績か

個人的には、8月優待は「生活圏との相性」がかなり大事だと思います。

イオンが近い人と近くない人では、同じオーナーズカードでも価値が違う。ビックカメラも、店舗やECを使うかで変わります。コメダやココイチも同じです。

優待は使い切れて初めて価値があります。

まとめ

2026年8月の株主優待は、生活に近い銘柄が多い月です。

買い物系では、イオン、ビックカメラ、良品計画。

外食・カフェ系では、クリエイト・レストランツHD、コメダHD、壱番屋。

デジタルギフト系では、IDOMが目立ちます。

ただし、8月優待は人気が高い分、権利前後の需給も動きやすいです。

優待内容だけではなく、基準日、長期保有条件、利用頻度、権利落ち後の株価、本業の業績まで見る。ここまで確認して初めて、8月優待は「楽しい投資」から「続けられる投資」に近づきます。

出典・参考資料

本記事は、公開情報に基づいた教育的・情報提供のみを目的としており、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨または勧誘するものではありません。掲載内容の正確性については万全を期しておりますが、その内容や将来の投資成果を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただけますようお願い申し上げます。