退職後にもらえる手当・給付金を漏れなく知る|失業給付だけじゃない支援制度ガイド【2026年版】

退職後に受け取れる主な手当・給付金一覧【2026年版】

まず確認したい給付金マップ

給付金 対象者 窓口
失業給付(基本手当) 働く意思がある人 ハローワーク
再就職手当 早期再就職した人 ハローワーク
就業促進定着手当 転職後に賃金低下した人 ハローワーク
傷病手当金 病気やケガで働けない人 健康保険
高年齢求職者給付金 65歳以上で退職した人 ハローワーク
教育訓練給付金 資格取得や学び直し ハローワーク
国民年金保険料免除 収入減少した人 市区町村
住居確保給付金 住居費支払いが困難な人 自治体

1. 失業給付(基本手当)

どんな制度?

一般的に「失業保険」と呼ばれる制度です。

雇用保険に加入していた人が、失業中の生活を支えるために受け取れます。

主な条件

  • 雇用保険加入期間がある
  • 就職する意思がある
  • 求職活動を行う
  • 働ける状態である

受給の流れ

必要書類

  • 離職票
  • マイナンバー
  • 本人確認書類
  • 写真
  • 振込口座

申請手順

  1. ハローワークで求職申込み
  2. 受給資格決定
  3. 雇用保険説明会
  4. 失業認定
  5. 給付開始

支給額の目安

退職前の給与によって異なります。

概ね

賃金日額の50〜80%程度

が支給されます。


2. 再就職手当

どんな制度?

失業給付を受給中に早く再就職した場合に支給されます。

「早く仕事が決まった人へのボーナス」のような制度です。


条件

  • 失業給付の支給残日数が一定以上ある
  • 1年以上勤務見込み
  • 雇用保険加入予定

支給額

残っている失業給付の

  • 約60%
  • または約70%

相当額


申請方法

転職後に

  • 採用証明書
  • 再就職手当支給申請書

をハローワークへ提出します。


3. 就業促進定着手当

どんな制度?

再就職したものの、

  • 給与が前職より下がった

場合に支給される可能性があります。


条件

  • 再就職手当を受給している
  • 一定期間継続勤務

申請先

ハローワーク


4. 傷病手当金

どんな制度?

病気やケガで働けない場合に健康保険から支給されます。


支給条件

  • 業務外の病気・ケガ
  • 連続3日以上休業
  • 給与支払いがない

支給額

目安

約給与の3分の2


退職後も受給できる場合

退職時に

  • 受給中
  • 支給要件を満たしている

場合は継続受給できるケースがあります。


5. 高年齢求職者給付金

対象

65歳以上で退職した人


特徴

通常の失業給付ではなく、

一時金として支給されます。


申請先

ハローワーク


6. 教育訓練給付金

どんな制度?

資格取得やスキルアップ費用の一部を国が負担する制度です。


対象例

  • IT資格
  • 簿記
  • 宅建
  • 看護師関連
  • キャリア形成講座

など


支給額

講座費用の一部

最大数十万円以上になる場合もあります。


申請方法

  1. 対象講座を確認
  2. 受講
  3. 修了
  4. ハローワークへ申請

7. 国民年金保険料免除制度

どんな制度?

退職して収入が減った場合、

年金保険料の

  • 全額免除
  • 一部免除

を受けられる可能性があります。


申請先

市区町村役場

年金事務所


メリット

未納扱いにならず、

将来の年金受給資格を維持できます。


8. 住居確保給付金

どんな制度?

離職により家賃支払いが難しくなった人向け制度です。


支援内容

自治体が一定期間

家賃相当額を支援


申請先

自治体の自立相談支援機関


退職後にまずやるべきこと

退職後1週間以内

□ 離職票を受け取る

□ 健康保険の切替

□ 年金の切替


退職後2週間以内

□ ハローワークで求職申込み

□ 失業給付手続き


退職後1か月以内

□ 年金免除申請

□ 各種給付金確認

□ 職業訓練制度確認


よくある失敗

失敗①

離職票が届くまで放置

→ 給付開始が遅れる


失敗②

自己都合退職だから申請しない

→ 多くの場合、失業給付の対象


失敗③

再就職手当を知らない

→ 数十万円受け取れるケースもある


失敗④

年金免除を申請しない

→ 未納扱いになる可能性


まとめ

退職後に利用できる制度は「失業給付」だけではありません。

優先順位としては、

  1. 離職票を受け取る
  2. ハローワークで失業給付申請
  3. 健康保険・年金手続き
  4. 再就職手当や教育訓練給付を確認
  5. 必要なら住居支援や傷病手当を活用

この順番で進めると漏れを防げます。特に失業給付と再就職手当は金額が大きくなりやすいため、退職後は早めに手続きを進めることが大切です。


出典