まず結論
上天草市の災害援護資金は、災害後の生活再建費を低金利または無利子で借りられる制度です。
特に確認したいのは、
- 所得制限を満たすか
- 家財・住居・世帯主の被害がどの区分になるか
- 保証人を立てられるか
- 10年間で返済可能か
の4点です。
保証人を立てれば無利子になりますが、保証人なしでも年1%で利用できます。
キャンペーン概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 上天草市 災害援護資金(貸付) |
| 対象災害 | 令和8年熊本地震 |
| 対象 | 所得制限以下で、一定の被害を受けた世帯 |
| 貸付上限 | 150万円〜350万円 |
| 利率 | 保証人あり:無利子 / 保証人なし:年1% |
| 据置期間 | 3年(特別の場合5年) |
| 償還期間 | 10年(据置期間を含む) |
| 償還方法 | 月賦・半年賦・年賦 |
| 申請期限 | 2026年10月30日 |
還元率の内訳
この制度は給付金ではなく貸付なので、「還元率」よりも金利と貸付上限を見る方が適切です。
所得制限
| 世帯人数 | 前年の総所得額(世帯合計) |
|---|---|
| 1人 | 220万円以下 |
| 2人 | 430万円以下 |
| 3人 | 620万円以下 |
| 4人 | 730万円以下 |
| 5人以上 | 1人増えるごとに30万円加算 |
住居が滅失した場合は、世帯人数にかかわらず1,270万円以下が基準となります。
貸付上限
| 被害状況 | 世帯主の1か月以上の負傷なし | 負傷あり |
|---|---|---|
| 家財の3分の1以上に損害 | 150万円 | 250万円 |
| 住居半壊 | 170万円 | 270万円 |
| 住居全壊 | 250万円 | 350万円 |
| 住居全体が滅失・流失 | 350万円 | 350万円 |
住居を建て直す際に残存部分を取り壊す必要がある場合は、半壊で250万円または350万円、全壊で350万円まで上限が上がるケースがあります。
お得になる使い方
1) まず被害区分を確定する
貸付上限は、家財・住居の被害と世帯主の負傷状況によって大きく変わります。
そのため、先に罹災証明書などで被害区分を確認し、自分の世帯がいくらまで借りられる可能性があるか整理します。
2) 保証人あり・なしを比較する
保証人ありなら無利子、保証人なしなら年1%です。
ただし、無利子だけを理由に無理に保証人を立てるのではなく、保証人側の負担も含めて判断する必要があります。
3) 据置後の返済額を計算する
償還期間10年には据置期間が含まれます。
例えば据置期間3年なら、実際に元金を返済する期間は残り7年になるため、借入額が大きいほど返済開始後の負担も大きくなります。
借入額だけでなく、据置終了後の月・半年・年ごとの返済額まで確認してから申請する方が安全です。
注意点
- 給付金ではなく、返済が必要な貸付制度。
- 世帯人数ごとの所得制限がある。
- 家財・住居の被害程度によって貸付上限が変わる。
- 世帯主の負傷は、おおむね1か月以上の療養を要する場合が基準。
- 申請後に審査があり、条件を満たしていても貸付できない場合がある。
- 貸付決定後は借用書の取り交わしが必要。
- 保証人を立てる場合、保証人の印鑑証明・実印が借用書取り交わし時に必要。
- 申請期限は2026年10月30日。
向いている人・向かない人
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 災害で家財・住居に一定以上の被害を受けた世帯 | 被害要件を満たさない世帯 |
| 生活再建資金を低金利で確保したい人 | 返済可能性を確認せず借りたい人 |
| 10年間の返済計画を組める人 | 給付金と同じ感覚で利用したい人 |
まとめ
上天草市の災害援護資金は、令和8年熊本地震で被害を受けた世帯向けの生活再建貸付です。
制度のポイントは、
保証人あり → 無利子 保証人なし → 年1% 貸付上限 → 150万円〜350万円 償還期間 → 据置期間を含め10年
です。
ただし、所得制限と被害要件があり、申請すれば必ず借りられる制度ではありません。
まず罹災証明書と所得条件を確認し、自分の貸付上限と据置後の返済額を計算したうえで、2026年10月30日までに申請するのが基本です。
確認日: 2026-08-19